第10回 杉浦大介氏が選ぶ!MLB序盤戦のサイ・ヤング賞、新人王に挙がる選手は誰だ?!2016年06月10日

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【目次】
[1]圧巻の投球を見せるセールとカーショウ
[2]序盤戦の新人王はマザラとマッツ!

序盤戦の新人王はマザラとマッツ!

スティーブン・マッツ(メッツ)

■新人王
【ア・リーグ ノマー・マザラ(レンジャーズ)】
打率.311 8本塁打 21打点 OPS.836

 4月10日にメジャーデヴューを飾った21歳のドミニカ出身外野手は、最初の24試合で打率.323、OPS.861と打ち、瞬く間にア・リーグ新人王の大本命的な存在になった。5月25日のエンジェルス戦では、491フィートの大ホームランを放って話題になった。右翼守備も素晴らしく、メジャー屈指の外野プロスペクトという評価の正しさを証明してきた。

 4月だけで5本塁打を放ったタイラー・ホワイト(アストロズ/打率.227 7本塁打)、ホームラン数だけならリーグ1位の朴炳鎬(ツインズ/打率.214 9本塁打)も候補になる。ただ、伸びしろの大きさも含め、マザラこそが序盤戦のア・リーグNo.1ルーキーであることに異論のある関係者は少ないはずだ。

【ナ・リーグ スティーブン・マッツ(メッツ)】
7勝1敗、防御率2.36

 今季初登板では1回2/3で何と7失点を許してKOされた時点では、マッツの行く手には暗雲が漂うかと思われた。しかし、以降の48イニングでは6失点のみで、その間の防御率1.13。90マイル台中盤の速球を伸びやかに投げ込む本格派サウスポーは、ナ・リーグ新人王候補筆頭と目されるようになった。

 マット・ハービー、ノア・シンダーガード、ジェイコブ・デグロムといった好素材を擁するメッツ投手陣は、“史上最高級のローテーション”を形成するポテンシャルがあると喧伝される。そんな中でも唯一の左腕であるマッツがこのまま好調を保てば、オールスターに選ばれる可能性も十分にありそうだ。

 ナ・リーグの新人のレベルは高く、アレドミス・ディアス(カージナルス/打率.323、7本塁打)も十分に新人王受賞の射程圏内。トレバー・ストーリー(ロッキーズ/打率.269、14本塁打)、コリー・シーガー(ドジャース/打率.275、8本塁打)といった好選手も後に続いている。

 また、開幕から25回1/3でわずか1失点、防御率0.36と完璧なスタートを切った前田 健太(ドジャース/4勝3敗、防御率3.00関連記事)は、以降はやや停滞気味ではある。しかし、今後も故障せずに1年を投げ抜ければ、今季を代表するルーキーの一人として評価されるはずだ。

(文=杉浦 大介

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