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第13回 いよいよMLBキャンプイン!2016シーズンを振り返る【後編】イチローが3000安打達成!そしてA・ロッドが引退」2017年02月13日

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【目次】
[1]イチロー3000本安打
[2]グリフィー史上最高の得票率で殿堂入り / ヤンキースがトレード期限に売り手に廻る
[3]A・ロッドがシーズン中に引退 / レッドソックスが左腕セールを獲得してパワーハウスに

A・ロッドがシーズン中に引退

アレックス・ロドリゲス

 ヤンキースのアレックス・ロドリゲスが2016年8月7日に突如として会見を開き、12日のレイズ戦を最後に引退すると発表した。
通算697本塁打、3115安打、オールスター選出14度。一挙一動が話題になる風雲児としては、その最後はあっけない感は否めなかった。2016年の残りと2017年の合計年俸2700万ドルは球団が負担するという。実際には、金銭、引退セレモニー開催、将来の友好的な関係といった見返りと引き換えに、若返りを目指すチームから厄介払いされたのだろう。

 紛れもなく球史に残る名選手だが、度重なる薬物使用ゆえに、イメージはどん底だった。自己の欲求のままに動く印象もあっただけに、引退式の後でも、2017年はどこかのチームで復帰することを予想する声は少なくなかった。

 ただ・・・・・・フィールドを去った後、A・ロッドは意外にも快適そうに日々を過ごしている。昨季プレーオフ中はFOXのコメンテーターを務め、軽やかな語り口が好評を博した。今春のヤンキースのスプリングトレーニングにも、インストラクターとして参加することが発表されている。

 風雲児も不惑を越え、選手としてのキャリアを終え、丸くなったのか。今後、その甘いマスクと聡明さを生かし、MLBの周囲で意外にアクティブに活動していくことになるのかもしれない。

レッドソックスが左腕セールを獲得してパワーハウスに

 今オフに最も目立った動きを見せたのは、2016年のプレーオフ第1ラウンドでインディアンスに3連敗を喫したレッドソックスだった。
昨年12月6日、レッドソックスは4人の若手選手との交換でホワイトソックスからクリス・セールを獲得。セールは昨季も17勝、防御率3.34という好成績を残し、一般的にクレイトン・カーショウに次ぐメジャーNo.2の左腕と呼ばれるエリートピッチャーである。昨季サイ・ヤング賞を獲得したリック・ポーセロ、2012年に同じくサイ・ヤング賞に輝いたデビッド・プライスと合わせ、レッドソックスは最高級の3本柱を完成させたことになる。

 その他、新たな左打者として昨季22本塁打のミッチ・モアランド一塁手、カブスに移籍した上原浩治らに変わる中継ぎ要員としてタイラー・ソーンバーグを効果的に補強。加えて余剰戦力となっていた年俸1350万ドルのクレイ・バックホルツ投手を放出し、将来のさらなる補強の準備を整えたことも大きい。

 総合的に見て、レッドソックスが今オフに生産的な時間を過ごしたことは間違いない。デビッド・オルティスの引退は痛いが、それでも総合的に見れば戦力はアップか。2017年もア・リーグ東地区はレッドソックスを中心に動くことになる可能性は高い。

(文=杉浦 大介

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プロフィール

杉浦大介
杉浦 大介
  • ■ 東京都生まれ。
  • ■ 日本で大学卒業と同時に渡米し、ニューヨークでフリーライターに。現在はMLB、NBA、ボクシングなどを題材に執筆活動中。『スラッガー』『ダンクシュート』『アメリカンフットボール・マガジン』『ボクシングマガジン』『スポーツナビ』『日本経済新聞・電子版』など、雑誌やホームページに寄稿している。2014年10月20日に「日本人投手黄金時代 メジャーリーグにおける真の評価」(KKベストセラーズ)を上梓。Twitterは (http://twitter.com/daisukesugiura

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