第6回 【小関順二のドラフト指名予想】埼玉西武ライオンズ編2015年10月11日

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【目次】
[1] 西武がオコエをスーパースターに育てられる理由
[2] 高卒投手を1位指名する選択肢もあり!

埼玉西武ライオンズ 今季戦績

 143試合 69勝69敗5分け 勝率.500 パ・リーグ4位

西武がオコエをスーパースターに育てられる理由

オコエ 瑠偉(関東一)

 今年のドラフト候補の中でスーパースターに成り得るナンバーワン候補はオコエ 瑠偉関東一・外野手・2015年インタビュー【前編】 【後編】)だ。そのオコエがどのチームに入ったら順調にスター街道を歩めるのか考えた。若手野手の早い抜擢に定評があるのはセ・リーグでは巨人、広島、ヤクルト、パ・リーグではソフトバンク、日本ハム、西武。この6球団中、オコエが守る外野のポジションが手薄なのはヤクルトと西武で、当然この両球団がオコエにとっては最良の環境ということになる。

 ヤクルトは雄平、バレンティン以外では、比屋根 渉、上田 剛史がセンターのレギュラー候補で、西武は栗山 巧(2013年インタビュー【前編】 【後編】秋山 翔吾(2015年インタビュー【前編】 【後編】以外では大崎 雄太朗、木村 文紀、坂田 遼の名前が挙がる。分厚い布陣を誇る巨人、広島、ソフトバンク、日本ハムに比べればレギュラーへの道はまだ平坦だろう。

 ヤクルトのオコエを1位入札する可能性だが、かなり低いと思う。圧倒的な攻撃力に比べ投手が質・量とも不足しているからだ。高校生でなおかつバッティングの完成度が低いオコエを1位入札する余裕はとてもないだろう。
もしオコエが西武に入って3年後くらいに1番に定着したら、と考えることは楽しい。私が考えるのは次のような打順。

 1番オコエ(中堅)、2番栗山 巧(左翼)、3番秋山 翔吾(右翼)、4番中村 剛也(三塁2015年インタビュー)、5番森 友哉(捕手2014年インタビュー)、6番浅村 栄斗(二塁2015年インタビュー)、7番メヒア(一塁)、8番山川 穂高(指名打者)、9番外崎 修汰(遊撃)

 3年後の中村、栗山は35歳になっているが、技術力が高い選手なのでまだ現役として頑張っているだろう。9~3番までは脚力自慢のチャンスメーカー、4~8番までは爆発力があるスラッガータイプとはっきり色分けができ、多くの球団のように左打者偏重になっていないのがいい。オコエが入るだけでこんな楽しいオーダーを夢見ることができるのだ。

 補強ポイントはどこだろう。守りに全幅の信頼が置けない中村が守るサードと森が守るキャッチャー、レフトを守る栗山は3年後には35歳を迎え、このポジションも後継者が必要だろう。まだバッティングが心もとない外崎が守るショート、さらに山川の指名代打が補強ポイントになりそうだ。

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浅村 栄斗(大阪桐蔭) 【選手名鑑】
オコエ 瑠偉(関東一) 【選手名鑑】
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森 友哉(大阪桐蔭) 【選手名鑑】

プロフィール

小関 順二
小関 順二
  • 出身地:神奈川県横須賀市生まれ。
  • ■ プロ野球のドラフト(新人補強)戦略の重要性に初めて着目し、野球メディアに「ドラフト」というカテゴリーを確立した。ストップウオッチを使った打者走者の各塁走塁、捕手の二塁スローイングなど各種タイムを紹介したのも初めてで、現在は当たり前のように各種メディアで「1.8秒台の強肩捕手」、「一塁到達3.9秒台の俊足」という表現が使われている。
  • ■ 主な著書に『プロ野球問題だらけの12球団』(年度版・草思社)、『プロ野球スカウティング・レポート』(年度版・廣済堂あかつき)、『ドラフト物語』(廣済堂あかつき)、『野球力』(講談社+α新書)、『プロ野球サムライたち』(文春新書)などがある。
  • ベースボールファン(有料コラム)では、「野球を歩く」を寄稿、野球ファン必見の野球歴史コラムを配信している。 
  • 小関順二公式ブログ

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