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第3回 プロ野球へ最も選手を輩出している社会人野球チームは?2015年10月20日

【目次】
[1]ホーム移転後、急激なレベルアップが際立つJR東日本
[2]JR東日本の主な輩出選手
[3]NTT西日本、トヨタ自動車、Hondaの名門からも一流選手を輩出
JR東日本の主な輩出選手

西野 真弘選手(現・オリックス) 写真はJR東日本時代
では、過去10年のJR東日本における主な輩出選手も見ていこう。
幕張時代には2006年には巨人に欠かせない守備職人となった寺内 崇幸、都市対抗準優勝を収めた2007年は速球派右腕・小林 太志(元横浜DeNAベイスターズ)、俊足巧打の外野手・中尾 敏浩(元ヤクルトスワローズ)、2008年には亜細亜大中退からエースへ登り詰めた小杉 陽太(横浜DeNAベイスターズ)の3年間で4名を輩出。
柏移転の2009年以降はなんと5年間で10名を輩出。
2011年の都市対抗優勝メンバーでは、今年11勝7敗と、自身初の二桁勝利を達成し、チーム一番の勝ち星を挙げた十亀 剣(埼玉西武ライオンズ)や、走攻守三拍子揃った実戦型外野手・川端 崇義(オリックス・バファローズ)に、華麗な遊撃守備を見せる縞田 拓弥(オリックス・バファローズ)。
また、2012年~2013年のエース・吉田 一将(オリックス・バファローズ・2013年インタビュー)、遊撃手・田中 広輔(広島東洋カープ・2013年インタビュー)、2014年にはその年の侍ジャパン社会人代表に選出された西野 真弘(オリックス・バファローズ)はいずれも今シーズン、各チームの主力選手として活躍した。
球場移転前を知るJR東日本の関係者はしみじみと話す。
「当時と比べるとここ(JR東日本)にくる選手のレベルは間違いなく上がりました」。2015年は2014年センバツで佐野日大(栃木)を4強に導いた左腕・田嶋 大樹(2014年インタビュー)も入社するなど、「一級品」の育成にも余念がないJR東日本。今後も緑の軍団によるNPBへの攻勢は止まらなそうである。
2位には都市対抗野球常連の日本生命

今年、都市対抗優勝を決めた日本生命
2位には、9人を輩出した日本生命がランクイン。野球部創部は1929年と伝統ある野球部で、都市対抗野球大会出場は通算57回と全国最多。今年の都市対抗でも、18年ぶり4度目の優勝を経験していることからも解るように、仁志 敏久(元:読売ジャイアンツなどで内野手・関連記事)や、福留 孝介(阪神タイガース)など、現在に至るまで社会人野球界の強豪として、NPBへ数多くの選手を送り出している。
近年では大島 洋平(中日ドラゴンズ・2013年インタビュー)はもちろん、正捕手候補として英才教育を受ける小林 誠司選手(読売ジャイアンツ)、千葉ロッテの若き主砲として期待がかかる井上 晴哉がNPB入り。守備範囲の広い守備を誇り、将来のレギュラー候補として期待される小田 裕也(オリックス・バファローズ)なども活躍が期待される。
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