第1回 【小関順二のドラフト指名予想】中日ドラゴンズ編 「即戦力投手の誘惑を断ち切ることができるか?」2016年10月08日

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【目次】
[1] 将来性と即戦力のバランスが取れるか?
[2] 上位指名で指名するべき野手は??

上位指名で指名するべき野手は??

吉川 尚輝(中京学院大)

 優勝した広島は主な選手だけで野村 祐輔(11年1位)、菊池 涼介(11年2位)、鈴木 誠也(12年2位)、大瀬良 大地(13年1位)、田中 広輔(13年3位)、岡田 明丈(15年1位)、2位の巨人は田原 誠次(11年7位)、菅野 智之(12年1位)、小林 誠司(13年1位)、田口 麗斗(13年3位)、戸根 千明(14年2位)、高木 勇人(14年3位)という顔ぶれ。1位、2位、6位のチーム順位と顔ぶれのスケールが比例しているのがわかる。

 さらに広島はドラフト1、2位の上位が主力選手になっている。これを見れば中日が上位に復活するにはチームの大きな柱になり得る選手を1位、2位の上位で指名しなければいけない、ということになる。

■どんな選手を1位で指名するべきなのか

 野手の上位候補は高校生が九鬼 隆平秀岳館)、古賀 優大明徳義塾)の両捕手、大学生が京田 陽太(日本大)、吉川 尚輝中京学院大中京)の両遊撃手と、三塁手の大山 悠輔(白鷗大)、社会人が遊撃手の源田 壮亮(トヨタ自動車)だ。中日の三遊間は高橋 周平と堂上、捕手は杉山が守っている。ドラフト候補と中日野手陣の顔ぶれを重ね合わせると、堂上が守る遊撃のポジションが要補強になる。

 吉川は1位、京田は1~2位、源田は2~3位くらいの評価なので、京田、源田を指名するなら1位は投手でいける。具体的には1位吉川、2位髙田 萌生創志学園・投手)、堀 瑞輝広島新庄・投手)という指名。高田、堀は1位候補でもあるので、もし他球団に1位で指名されていたら島 孝明東海大市原望洋・投手)、濱地 真澄福岡大大濠・投手)という指名も考えてみたい。2位京田、源田なら、1位は今井 達也作新学院)、田中 正義(創価大)、佐々木 千隼(桜美林大)、山岡 泰輔(東京ガス)クラスの大物にアタックできる。

(文・小関 順二


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今井 達也(作新学院) 【選手名鑑】
井領 雅貴(桐蔭学園) 【選手名鑑】
大山 悠輔(つくば秀英) 【選手名鑑】
京田 陽太(青森山田) 【選手名鑑】
九鬼 隆平(秀岳館) 【選手名鑑】
古賀 優大(龍谷) 【選手名鑑】
古賀 優大(明徳義塾) 【選手名鑑】
佐々木 千隼(都立日野) 【選手名鑑】
島 孝明(東海大市原望洋) 【選手名鑑】
杉山 翔大(東総工) 【選手名鑑】
高橋 周平(東海大甲府) 【選手名鑑】
田中 正義(創価) 【選手名鑑】
堂上 直倫(愛工大名電) 【選手名鑑】
濱地 真澄(福岡大大濠) 【選手名鑑】
平田 良介(大阪桐蔭) 【選手名鑑】
福谷 浩司(横須賀) 【選手名鑑】
福田 永将(横浜) 【選手名鑑】
山岡 泰輔(瀬戸内) 【選手名鑑】
吉川 尚輝(中京) 【選手名鑑】
若松 駿太(祐誠) 【選手名鑑】
明徳義塾 【高校別データ】

プロフィール

小関 順二
小関 順二
  • 出身地:神奈川県横須賀市生まれ。
  • ■ プロ野球のドラフト(新人補強)戦略の重要性に初めて着目し、野球メディアに「ドラフト」というカテゴリーを確立した。ストップウオッチを使った打者走者の各塁走塁、捕手の二塁スローイングなど各種タイムを紹介したのも初めてで、現在は当たり前のように各種メディアで「1.8秒台の強肩捕手」、「一塁到達3.9秒台の俊足」という表現が使われている。
  • ■ 主な著書に『プロ野球問題だらけの12球団』(年度版・草思社)、『プロ野球スカウティング・レポート』(年度版・廣済堂あかつき)、『ドラフト物語』(廣済堂あかつき)、『野球力』(講談社+α新書)、『プロ野球サムライたち』(文春新書)などがある。
  • ベースボールファン(有料コラム)では、「野球を歩く」を寄稿、野球ファン必見の野球歴史コラムを配信している。 
  • 小関順二公式ブログ

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