第12回 【小関順二のドラフト指名予想】北海道日本ハムファイターズ「最もドラフト上手な日ハム 今年は高校生主体か?」2016年10月19日

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【目次】
[1] 12球団中、最も関心できるのが日本ハムの指名 その理由とは
[2] 今年もナンバーワンに向かう姿勢は貫いてほしい

■過去の指名選手の状況

「若手」のラインを私は24歳までに線引きしている。高校卒はプロ6年目、大学卒なら2年目までが若手で、大学経由の社会人は例外的に25歳の1年目を若手と判断している。私の感覚では24歳から30歳まではあっという間である。だから常に選手の後釜のことを考えないと他球団に後れを取る。この「若手」が日本ハムは多い。

・2011年……松本 剛(2位)、石川 慎吾(3位)、近藤 健介(4位)、上沢 直之 (6位)
・2012年……大谷 翔平(1位)、森本 龍弥(2位)、宇佐美 塁大(4位)
・2013年……渡邉 諒(1位)、岸里 亮佑(7位)、石川 亮(8位)
・2014年……清水 優心(2位)、浅間 大基(3位)、石川 直也(4位)、立田 将大(6位)、高濱 祐仁(7位)、太田 賢吾(8位)、佐藤 正尭(9位)
・2015年……上原 健太(1位)、井口 和朋(3位)、平沼 翔太(4位)、田中 豊樹(5位)、横尾 俊建(6位)、吉田 侑樹(7位)、姫野 優也(8位)

 この他球団を圧する若手から何人が一軍戦力として生き残るかだが、11年組は全員戦力になり、大谷は「若手」でありながらプロ野球を代表するエースに成長し、今季高校卒2年目の清水、浅間、高濱も一軍経験を積んでいる。

■どんな選手を1位で指名するべきか

今井 達也(作新学院)

 この若手追求の姿勢は当然、高校生を主体にしたドラフト戦略につながる。昨年は1~3位を大学生と社会人が占有する珍しい指名だったが、今年は高校生主体に戻ると噂されている。「噂されている」と腰が引けた言い方になっているのは、過去に多く指名し(小谷野、八木智哉など17人中6人を指名)、太いパイプでつながっている創価大に田中 正義というアマチュアナンバーワンの本格派がいるからだ。実力は飛び抜けているが、今春の右肩炎症でこの秋まで完璧なピッチングを見せていない。そのため高校生路線に切り替えていると言われるが、「カムフラージュですよ」と一笑に付すスカウトもいる。

 高校生なら「ナンバーワンに向かうのが日本ハム」なので今井 達也作新学院)の入札に間違いない。外れ1位では田中のチームメート、池田 隆英(創価大・投手)あたりが有力か。

(文・小関 順二

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浅間 大基(横浜) 【選手名鑑】
井口 和朋(武相) 【選手名鑑】
池田 隆英(創価) 【選手名鑑】
石川 直也(山形中央) 【選手名鑑】
石川 慎吾(東大阪大柏原) 【選手名鑑】
石川 亮(帝京) 【選手名鑑】
今井 達也(作新学院) 【選手名鑑】
上原 健太(広陵) 【選手名鑑】
宇佐美 塁大(広島工) 【選手名鑑】
上沢 直之 (専大松戸) 【選手名鑑】
太田 賢吾(川越工) 【選手名鑑】
大谷 翔平(花巻東) 【選手名鑑】
岸里 亮佑(花巻東) 【選手名鑑】
佐藤 正尭(愛知啓成) 【選手名鑑】
清水 優心(九州国際大付) 【選手名鑑】
高濱 祐仁(横浜) 【選手名鑑】
田中 正義(創価) 【選手名鑑】
田中 豊樹(佐賀商) 【選手名鑑】
ダルビッシュ 有(東北) 【選手名鑑】
姫野 優也(大阪偕星学園) 【選手名鑑】
平沼 翔太(敦賀気比) 【選手名鑑】
松本 剛(帝京) 【選手名鑑】
森本 龍弥(高岡第一) 【選手名鑑】
横尾 俊建(日大三) 【選手名鑑】
渡邉 諒(東海大甲府) 【選手名鑑】
作新学院 【高校別データ】

プロフィール

小関 順二
小関 順二
  • 出身地:神奈川県横須賀市生まれ。
  • ■ プロ野球のドラフト(新人補強)戦略の重要性に初めて着目し、野球メディアに「ドラフト」というカテゴリーを確立した。ストップウオッチを使った打者走者の各塁走塁、捕手の二塁スローイングなど各種タイムを紹介したのも初めてで、現在は当たり前のように各種メディアで「1.8秒台の強肩捕手」、「一塁到達3.9秒台の俊足」という表現が使われている。
  • ■ 主な著書に『プロ野球問題だらけの12球団』(年度版・草思社)、『プロ野球スカウティング・レポート』(年度版・廣済堂あかつき)、『ドラフト物語』(廣済堂あかつき)、『野球力』(講談社+α新書)、『プロ野球サムライたち』(文春新書)などがある。
  • ベースボールファン(有料コラム)では、「野球を歩く」を寄稿、野球ファン必見の野球歴史コラムを配信している。 
  • 小関順二公式ブログ

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