第1回 【小関順二のドラフト指名予想】東京ヤクルトスワローズ編 「最優先は即戦力投手か」2017年10月03日

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【目次】
[1] 超高校級野手・清宮の指名はどうなる
[2] 即戦力投手・田嶋が最有力か

即戦力投手・田嶋が最有力か

田嶋 大樹(JR東日本)

 投手で1位指名されそうなのは大学、社会人で田嶋 大樹(JR東日本・左投左打・182/74)、東 克樹(立命館大・左投左打・170/70)、永野 将司(Honda・左投左打・181/82)の左腕と、鈴木 博志(ヤマハ・右投左打・180/85)、馬場 皐輔(仙台大・右投右打・180/80)の右腕である。ヤクルトの投手事情から見ても、高校生投手の1位入札はないと思う。外れ1位でも大学、社会人の即戦力候補、外れ外れ1位でも即戦力候補、それくらいすぐ使える投手を必要としている。この中で即戦力度が最も高いのは田嶋なので、ヤクルトが1位入札で向かわなければいけないのは田嶋ということになる。

 ストレートの最速は152キロを計測し、変化球はストレートと同じ腕の振りから投げるカットボールのキレが抜群で、100キロ台前半のカーブで緩急もしっかりと作れる。この田嶋にはオリックスも1位入札しそうなので、抽選で外れたら田嶋に次いで即戦力度が高い馬場が外れ1位候補になる。ストレートは最速155キロを計測し、それ以上に縦に割れるスライダーのキレや落差が一級品の本格派だ。

 2位指名も即戦力投手主体で考えたい。ここからは入札ではなく成績下位球団から指名していくので、ヤクルトはロッテに次ぐ2番目ということになる(今年のオールスターゲームでパ・リーグが2勝したのでロッテ→ヤクルト……の順番になる)。

 仮に1位で清宮、田嶋、東、永野、鈴木博、馬場、中村 奨成広陵・捕手)、安田 尚憲履正社・三塁手)、鈴木 康平(日立製作所・投手)、鍬原 拓也(中央大・投手)、石川 翔青藍泰斗・投手)、田中 瑛斗柳ヶ浦・投手)が1位で指名され、ロッテが田浦 文丸秀岳館・投手)を指名すれば、ヤクルトは高橋 遥人(亜細亜大)、宮川 哲(上武大)、西村 天裕(NTT東日本)、高橋 礼(専修大)、鈴木 遼太郎(東北学院大)、草場 亮太(九州産業大)を指名できることになる。仮に田嶋、西村を獲得できても投手陣は厳しいままだが、清宮の当たりくじを引き当て、薄っぺらな投手陣を抱えて来シーズン戦うより賢明である。

(文・小関 順二


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プロフィール

小関 順二
小関 順二
  • 出身地:神奈川県横須賀市生まれ。
  • ■ プロ野球のドラフト(新人補強)戦略の重要性に初めて着目し、野球メディアに「ドラフト」というカテゴリーを確立した。ストップウオッチを使った打者走者の各塁走塁、捕手の二塁スローイングなど各種タイムを紹介したのも初めてで、現在は当たり前のように各種メディアで「1.8秒台の強肩捕手」、「一塁到達3.9秒台の俊足」という表現が使われている。
  • ■ 主な著書に『プロ野球問題だらけの12球団』(年度版・草思社)、『プロ野球スカウティング・レポート』(年度版・廣済堂あかつき)、『ドラフト物語』(廣済堂あかつき)、『野球力』(講談社+α新書)、『プロ野球サムライたち』(文春新書)などがある。
  • ベースボールファン(有料コラム)では、「野球を歩く」を寄稿、野球ファン必見の野球歴史コラムを配信している。 
  • 小関順二公式ブログ

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