安樂 智大(3年)
済美
ドラフト2014 ドラフト候補選手名鑑(大学生)
- 短評
- 今年、ドラフトの目玉に取り上げられている有原。まず高校時代と比べて常時が5キロ前後スピードアップしていること。常時145キロ~150キロを計測し、最速では153キロ~156キロを計測し、投手としての馬力の大きさは大瀬良大地、菅野智之を上回るものを持っているのは間違いない。変化球はスライダー、チェンジアップ、カーブ、ツーシームと各種の変化球の精度も高く、それもすべてにおいてコントロールが出来ている。好調時では全く手を出せないものがある。ただこの投手、重要な場面で勝てていないのが気になる点。また痛めた右肘の状態も不安である。復帰しているとはいえ、3年秋の有原が10だとすれば、今の有原は5,6の状態だろう。3年までの投球を見たとき、先発に入れば、10勝10敗。まだ能力的に凄そうに見えていても、まだそういう脆さが懸念材料であった。今年はいかに15勝5敗、防御率3点台を残せる投手になれるかがテーマだと考えていた。だが肘の状態を見ると、1年目は即戦力として期待しないほうが彼のためにも、チームのためにもなる気がする。最終学年で、怪我の兆候があって、キャンプから無理した活躍した試しがない。なので、交渉権を獲得した球団は慎重に扱って欲しい。
- 情報提供・文:2014.10.23 河嶋宗一
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