ドラフト2014 ドラフト候補選手名鑑(大学生)

宮崎 敦次

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宮崎 敦次

大学:
広島国際学院
所属リーグ:
広島六大学野球連盟
出身校:
下関国際
ポジション:
投手
投打:
左/左
身長:
174cm
体重:
71kg
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寸評
最速146キロを計測と言われる実戦派左腕。今回、千葉ロッテから指名を受けたが、彼の場合、どの球団でも即戦力というよりも1年後、2年後の戦力へ期待だろう。まずは彼の投球内容に迫っていきたい。
(投球内容)
フォームはテークバックが小さく、綺麗に左ひじを振り下ろす投手で、嫌らしさというのは欠けるだろう。全国レベルの投手と比べると体つきは劣るものがあり、逆にそれが伸びしろと感じる。 
 現在はコンスタントに140キロ前後を計測しているが、まだプロの打者を圧倒するほどの勢いはなく、プロでのトレーニングを経て、どこまで一軍でも通用する球威を身に付けていけるか。
 変化球はスライダー、カーブ。良いのはカーブで、しっかりと腕を振ってのカーブで判別がしにくく、左打者には効果的。ただ右打者への攻めに対して有効な攻めは内角直球しかなく、プロでは逆方向に変化するシュート、チェンジアップが効果的に使えるようになるかだろう。
 成績を見ると、今年の秋は6勝1敗で防御率1.61とリーグ戦内では圧倒した成績を残しているが、気になるのが、四死球率4.11と多さ。左投手にしては、かなり多く。球威で圧倒出来る投手ではないだけに、そこが懸念材料だ。ただ映像を見る限りでは全くの制球力がない投手ではなく、指先の感覚も悪くない。おそらく球威が乏しく、捉えるのに難しい投手ではないために、粘られて、粘られて、根負けをして、四球。というパターンが多いのではないだろうか。
 
(投球フォーム)
 セットポジションから始動する。恐らく本人なりに制球力を重視してこの入りなのだろう。右足を胸元の近くまで引き上げていき、バランス良く足を上げることができている。このバランスの良さが特徴。右足はインステップ気味に踏み出しながら着地する。
 歩幅は狭く、ステップの粘っこさはなく、あくまでインステップをしながら、左ひじは頭の後ろに置くようなテークバックを行って出所を隠す意識で投げている。テークバックを取って、リリースに入るまで綺麗な腕の回旋が出来ており、そして、左ひじがしっかりと上がって、内回りでリリースことができているので、球持ち自体は良い。しっかりと体力面をビルドアップさせて、球威自体が出てくれば、プロの打者でも差しこまれるストレートを投げれる可能性を持っているだろう。 最後のフィニッシュではインステップ気味ではあるが、ぐっと体重が乗って、しっかりと腕を振りきることができている。体重移動はロスがなく、悪くはない。
 足上げのバランスの良さ、開きの遅さ、リリースまでの回旋のスムーズさ、球持ちの良さといい、抑えるところはしっかりと抑えた好投手。千葉ロッテの鈴木 皖武スカウトもそういう筋の良さを評価したのかもしれない。
将来の可能性
 まず1年目から即戦力と言う投手ではなく、1年~2年はプロで通用する体力、技術を養ってから3年目で勝負という投手だろう。技術的にはいかにプロでも勝負できるストレートを磨き、さらに逆方向の変化球をマスターし、嫌らしさを与える投球ができるかだろう。
 下位で指名した地方の左の大学生投手を一軍で活躍出来る投手に育てあげることができるか。球団の育成力が問われる投手であり、千葉ロッテでは久しぶりの地方大学リーグの左腕なので、どういう成長過程を歩んでいくか、とても興味深い投手だ。
情報提供・文:2014.10.31 河嶋 宗一

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