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第4回 愛媛マンダリンパイレーツ シーズン展望2013年04月06日

【目次】
[1]昨年度リーグ戦成績/投手陣ではNPB経験者に注目!
[2]昨季リーグトップの打率を残した打線に注目!

昨季リーグトップの打率を残した打線に注目!

愛媛マンダリンパイレーツ 大井裕喜選手

 一方で打線。昨季はリーグトップの打率.266を残しており、その働きが期待される。中心打者として期待されるのが昨年の首位打者・大井 裕喜。昨年は打率.349を記録。今年も首位打者争いに加わり、打点、本塁打も高めてリーグ屈指のアベレージヒッターとしてNPBのスカウトにアピールしたい。

 星野監督が期待しているのは高田 泰輔と金城 雅也。高田は高い走塁能力が武器で、昨季は27盗塁を記録。2本塁打を放ったパンチ力もある。星野監督は27盗塁をさらに伸ばせるように出塁率を高めてほしいという。昨年の出塁率は.296。最低でも3割以上・3割5分は目指して行きたい。今年はより出塁をしてチャンスメイクに徹する。

 そして昨年ホームラン王・金城。昨年は7本放っており、NPB経験者を上回る長打力を発揮。広角に長打を打てるのも魅力だ。ただ星野監督は守備力に磨きをかけていってほしいという。まだ攻守両面で課題を抱えるが、まずは守備を重きにおいて打撃に集中できるようになってほしい願いがある。

 他では昨年打率.300を残した藤永 賢司、打率.277を残し打てる捕手として存在感を示した河原 宏誓の成長も期待される。

 星野監督が新人野手で期待しているのが福山大出身の成博 築だ。初めて見たとき柔軟なバットコントロール、対応力の高さが一番の長所で、さらに守備では打球の追い方、さらに足でも魅せる選手で、総合的に伸びしろのある選手だと思ったという。星野監督が彼に求めているのは現在続けている全力プレー。独立リーグに揉まれながら知識・体力を身に付けて、走攻守すべてにおいてアピールできる選手に育て上げるつもりだ。

 他では東京国際大の鶴田 都貴沖野 哲也(現・日本新薬)ともにクリーンナップを組んできたが、打撃の潜在能力は沖野に引けをとらないものがあった。持ち前の長打力を武器に正捕手争いに殴り込みをかける。

 現在の愛媛は新加入の選手が多く、チームの統一を図るための体力強化だけではなく、生活習慣の改善を行っている。チームがひとつになるために基本的な見直しを行いしっかりと土台を固めていきたいところ。一歩ずつレベルアップを行い選手の才能を発揮させ、総合優勝を果たす。

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