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第6回 福井ミラクルエレファンツ シーズン展望2013年04月13日

 4月13日(土)、7シーズン目となるリーグ開幕を迎えるBCリーグ(ベースボール・チャレンジ・リーグ)。今回は昨季、チャンピオンシップで惜しくも敗れ、リベンジに燃える福井ミラクルエレファンツのシーズン展望をお送りします。

【目次】
[1]昨年度リーグ戦成績/投手陣の課題は先発陣の底上げ
[2]足とアベレージを武器とする野手陣

昨年度リーグ戦成績

前期 17勝16敗(北陸地区2位)
後期 17勝18敗(北陸地区1位)
北陸地区チャンピオンシップ 2勝0敗(vs石川)
BCリーグチャンピオンシップ 0勝3敗(vs新潟)

投手陣の課題は先発陣の底上げ

 昨年チャンピオンシップまで進出しながら、新潟に3連敗し、BCリーグの頂点に立つことができなかった福井ミラクルエレファンツ。

 投手陣では森本 将太がオリックスに指名。すでに一軍登板を果たしている男の穴埋めが最優先課題。先発陣の中心は藤井宏海。2010年には16勝、2011年には9勝とローテーション投手として活躍を見せていたが、昨年は。森本が抜けた分、今年は1年間ローテーションを守り抜いて二桁勝利&勝ち越しがノルマだ。

福井ミラクルエレファンツ 福泉敬大投手

 先発・リリーフとして福泉敬大は2011年まで巨人に在籍。145キロ前後のストレートとキレのあるスライダーを投げ分ける本格派だったが、大戦力を誇る巨人の投手陣に割り込む事ができず、昨年から福井に加入。福井では先発・中継ぎとしてフル回転し、4勝5敗3セーブ。先発として2完投しており、先発不足の福井投手陣では1年間ローテーション入りも考えられるだろう。

 先発陣では藤井・福泉に続く投手が出て欲しいところ。他では2勝4敗の川端元晴、10試合登板に終わりローテーション入りを目指す岡本 伊織。オリックスから派遣選手の山崎 正貴。山崎に関しては6月末までの期限付きの移籍だが、先発ローテーション入りして、NPB選手として経験値の違いを魅せて欲しいところ。

 そして関口兄弟に注目だ。兄・関口貴之は190センチの長身から角度有る直球を武器にする昨年は17試合登板し、28イニングに終わったが、森本が抜けただけにローテ入りのチャンス。弟・関口 将平は身長2メートルを超える。高校卒業後(丸亀城西)にアトランタ・ブレーブスのマイナーでプレーし、話題になった選手だ。

 アメリカで腕を磨き、昨年は関西独立リーグ・紀州レンジャーズに入団し、後期でリーグ最多の54奪三振を記録した。身長2メートルを超え、左腕ということになればNPBスカウトの注目度も高い。関口ツインタワーが機能すれば、話題性のあるチームとして注目度は高まっていくだろう。

 リリーフ陣の頭数は豊富で、大西文晴と天野貴大。大西は最速150キロを誇るストレートを武器に28試合に登板し、3勝7セーブ。防御率は2.10。課題はストレートを生かす変化球。変化球のキレを磨いて、レベルアップを果たし、クローザーとしてフル回転をしたいところだ。天野は28試合に登板し、防御率2.52。計算ができる中継ぎ投手で、クローザーをつなぐセットアッパーとしての役割が期待される存在。地味だが、彼の働きは投手陣を充実させるためには必要不可欠。新人に矢島陽平が入団。昨年までは関西独立リーグ・神戸サンズに在籍し、全64試合のうち39試合に登板したタフネスさが売り、主に中継ぎ・先発を努め2勝6敗6セーブ。大西・天野と共に中継ぎの柱になりたい。

 中継ぎは計算できるので、先発投手の底上げが福井の課題といえそうだ。藤井に続く2本柱の活躍を待ちたい。


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