第2回 【四国IL plus 2016北米遠征】「今、何をしなければならない」貫いたカブキJAPAN サセックスカウンティー・マイナーズに連勝!2016年06月11日

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「今、何をしなければならない」貫いたカブキJAPAN サセックスカウンティー・マイナーズに連勝!

カブキJAPAN 2連勝!

 現在、北米強豪独立リーグ「キャナディアン・アメリカンリーグ(以下、キャンナムリーグ)」の公式戦参戦中の「四国アイランドリーグplus ALL STARS」。その第2戦となるサセックスカウンティー・マイナーズとの一戦が、現地時間6月10日19:05(日本時間6月11日8:05)、アメリカ・ニュージャージー州オーガスタにあるスカイランズ・スタジアムにて行われた。

 「こういうゲームで今、何をしなければいけないことを解ってくれれば。この勝利の価値は大きいですね」。4対1で連勝を飾った直後の中島 輝士監督のコメント。その意味でこの試合では「初回・初球」がすべての流れを決めたと言っても過言ではない。

 1番・松澤 裕介(香川オリーブガイナーズ)の打球は相手一塁手への強いゴロ。いくら全力疾走してもセーフになる可能性はまずない。それでも彼は全力疾走した。チームに勢いを与えるために。最初は歩いて一塁へ向かおうとした一塁手はその走りに表情を変え、慌ててダッシュで一塁ベースを踏みに行った。続く四ツ谷 良輔(愛媛マンダリンパイレーツ)は安打で出塁すると、相手投手の明らかに大きなモーションを逆手にとって楽々と二盗を成功。この時点で常識を超えた「KABUKI」の全力疾走をした松澤のアウトはただのアウトではなく、得点へのジャブに変わったのである。

 自分たちにきた流れを選手たちはすぐに感じ取った。2回表、二死から左安打で出塁した7番・古川 敬也(愛媛マンダリンパイレーツ)もすかさず盗塁。続く垂井 佑樹(徳島インディゴソックス)が投手強襲安打で二死一・三塁とチャンスを拡大すると、次打者の時、垂井は三塁走者を迎え入れるべく、ディレイドスチールを敢行。これが見事に決まり「カブキJAPAN」は2試合連続で先制点を奪った。

 一方、先発の松本 英明(高知ファイティングドッグス)も北米ではなかなか見られないカーブとスライダーの合いの子的変化球「スラーブ」を要所で多投し好投。5回裏一死二、三塁のピンチで三振に取ったボールもまさに「スラーブ」。続く打者も二塁ライナーに打ち取りピンチを切り抜ける。

 落胆を隠せないサセックスカウンティー・マイナーズ。そこをまたもカブキJAPANは突いた。6回表、3番・林 敬宏(愛媛マンダリンパイレーツ)が相手のエラーにより出塁すると、ここでも果敢に二盗成功。さらに相手の守備が乱れる間に林は一気に本塁へ。「2対0」。貴重な「次の1点」は四国アイランドリーグplus ALL STARSにもたらされた。

 その裏、途中から松本を継いだ間曽 晃平(香川オリーブガイナーズ)が守備の乱れから1点を失うも、彼らの根幹は揺るがない。間曽は連投の疲れも見せず同点のピンチを切りぬけ、間曽と同じく連投となった3番手の嘉数 勇人(高知ファイティングドッグス)も7・8回と2イニングを無安打無失点。

 そして9回表は4番のザック・コルビー(高知ファイティングドッグス)、小林 義弘(徳島インディゴソックス)の連打から、古川 敬也と代打・平間 隼人(徳島インディゴソックス)の適時打で決定的な2点を追加したカブキJAPAN。最終回は香川オリーブガイナーズの守護神・岸本 淳希がピシャリと抑え、4対1でサセックスカウンティー・マイナーズに2連勝。常識にとらわれないチャレンジを続ける「KABUKI SPIRITS!」の部分でも合格点に達する2試合を戦い抜いた。

 それでも「勝っておごらず」。今すべきことを貫くことが大事。北米遠征・第3戦は現地時間6月11日19:05(日本時間6月12日8:05)、アメリカ・ニュージャージー州オーガスタにあるスカイランズ・スタジアムにて、サセックスカウンティー・マイナーズと対戦。まずはオーガスタでの残り2試合でさらなる技術・試合内容の向上を図えうと同時に、ニュージャージー・ジャッカルズ、ロックランド・ボールターズとの各3連戦、計6連戦で結果を残せる準備を整えていきたい。


1 2 3 4 5 6 7 8 9
四国IL plus ALL STARS0100010024
サセックスカウンティー・マイナーズ0000010001

四国アイランドリーグplus ALL STARS:松本、間曽、嘉数、岸本ー垂井
サセックスカウンティー・マイナーズ:Ray Hanson、Josh Wood、Nick Gonzalez、Andres SantiagoーNate Irving
二塁打:Jay Austin(サ)

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