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第4回 【四国IL plus 2016北米遠征】サセックスカウンティー・マイナーズに連夜のサヨナラ負け 「エース」に見るカブキJAPAN「傾く」の必要性2016年06月13日
その一方、打線や守備・走塁には常時「なんとかしよう」という姿勢があった。5回表にはザック、小林 義弘(徳島インディゴソックス)の連打でつかんだ一死一・三塁から河田が再びライトへ犠飛。ここでは相手右翼手の準備不足を付き、浅めでも果敢にホーム突入したザックの好走塁も特筆に値する。さらに5回裏・右翼線フェンスを恐れずファウルフライ捕球を試みた河田の闘志も観客の拍手を呼ぶ。
ただ、最後は4試合中3試合目の登板となった救援投手陣が力尽きた。7回裏はこの回から登板の中継ぎ・間曽 晃平(香川オリーブガイナーズ)が一死三塁から右犠飛を打たれ同点とされると、9回裏一死二塁で間曽からマウンドを引き継いだ岸本 淳希(香川オリーブガイナーズ)も一死満塁からの中犠飛でサヨナラ負け。3対4。サセックスカウンティー・マイナーズとの4連戦は2勝2敗でフィナーレとなった。
かくして「四国アイランドリーグplus ALL STARS」カブキJAPANの次なる興行はニュージャージー州・リトルフォールズへ。現地時間6月14日19時05分(日本時間6月15日8時05分)から現在キャンナムリーグにいて、ロックランド・ボールダーズと激しい首位争いを演じているニュージャージー・ジャッカルズとの3連戦初戦に挑む予定である。
この3連戦とロックランド・ボールダーズとの3連戦、計6連戦はこれぞ「正念場」。今回は福永を例にしてあげた「KABUKI SPIRITS!」の体現法。ぜひ、彼らには今後も、それぞれの持ち場で存分に「傾き」持てるものを出しきってほしい。すでに今季、ハ・ジェフン(徳島インディゴソックス~東京ヤクルト)が手にしつつある「その先にある栄光」をつかむために。
監督、選手のコメント
■中島 輝士監督
昨日といい、今日といい、勝ち越すチャンスがあったんですが、一死二、三塁や無死一塁で点が獲れなかった。向こうはきっちりウチのミスで点が獲れた。「ビッグイニング」はそんなにないので、確実に獲れるときに獲っておかないと。
ボチボチけが人も出始めてるけど、その一方で他の選手にチャンスが回るってことだから。その中で勝って行くっていう趣旨で僕はやっていきます。ベンチにいても勉強、試合に出るのも勉強。これから上位のチームと当たるので、また気を引き締めてやっていきます。
■福永 春悟(徳島IS)
今日の試合は必ず勝ちたかったので、先制点だけ与えないようにと思っていました。実戦がリーグ戦以来、久々だったので「立ち上がり、どうかなあ」と思ったんですけど、案の定、先頭に打たれてしまいました。ただ、そこで切り替えてなんとか「0」で抑えようとしました。
自分としては去年、この北米遠征でやられているのでなんとか形として、抑えられて良かったというのはひとつあります。去年は修正できないままマウンドを降りてたんですけど、今年はなんとか最後には修正して。そこが去年得た経験から今年につなげられた部分かなと思います。
■古川 大珠(香川オリーブガイナーズ)
(7番指名打者で北米遠征初出場・初スタメン・初安打)1打席目に送りバントをできたことで緊張がほぐれました。打席に入るのは緊張しなかったんですけど「バント」っていうのに緊張して。キャンナムリーグは四国アイランドリーグplusよりピッチャーのテンポが速い。ボール自体はいつもと変わらなかったですけど。次はキャンナムリーグ首位のニュージャージー・ジャッカルズですが、倒します!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
四国IL plus ALL STARS | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
サセックスカウンティー・マイナーズ | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1× | 4 |
四国アイランドリーグplus ALL STARS:福永、間曽、岸本ー垂井
サセックスカウンティー・マイナーズ:Francisuco Rodriguez、Nick GonzalezーElvin Soto