第10回 【四国IL plus 2016北米遠征】「ベースボールの日」に魅せた日本野球! 「カブキJAPAN2016」米国最終戦は激勝で大団円!2016年06月20日

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【目次】
[1]米国最終戦は激勝で大団円!
[2]監督、選手のコメント
[3]Twitterで収めた試合の様子や選手たちの素顔をまとめて紹介!

ただ、前日にも安打を放っている次世代を担う若き才能、古川 大珠はその大見得に見事応えた。迷いなくストレートを振り切った打球は二塁手の横を抜ける同点適時打。盛り上がる三塁側ベンチ。そしてホストファミリーを含め多くの日本人が詰めかけた三塁側スタンド。さあ、あとは大団円目指して突き進むのみである。

8回裏は左腕のバレット・フィリップス(高知ファイティングドッグス)、9回裏は岸本 淳希(香川オリーブガイナーズ)が無失点に抑えると、10回表には先頭の宗雪が北米遠征初マルチとなるライト線二塁打。宗雪は続く加藤の右飛で判断よく三塁を陥れる。

3イニング目に入り疲労を隠せないロックランド・ボールダーズの「勝利の方程式」Nelo。この時点で勢いは我が「カブキJAPAN」へ完全にあった。ここでも北米遠征でヒットのなかった鶴田 都貴(愛媛マンダリンパイレーツ)が自分の役割を果たす中犠飛(センター落球で自らも出塁)。彼らは理想的な形でついに勝ち越したのだ。

 こうなれば10回裏はこの男しかいない。フィリップス、岸本に続く「カブキJAPAN」勝利の方程式のジョーカー平良 成(高知ファイティングドッグス)。安定感抜群のピッチングで三者凡退。北米流にいえば「ワン・ツー・スリー」に仕留め5対4。昨年は全く歯が立たなかったロックランド・ボールダーズに2勝1敗と勝ち越しを決めたばかりか、6連戦も3勝3敗。通算成績も5勝5敗。四国アイランドリーグplus ALL STARSは歌舞伎のストーリーのごとく波瀾万丈を経ながらも逞しさと殻を破って、次なる戦いの場・カナダのケベック州ケベックシティに向かうことになった。

彼らの第11戦目は一日の移動日を挟んだ現地時間6月21日19:05分(日本時間6月22日8:05分)よりケベック・キャピタルズと。「KABUKI SPIRITS!」の体現者たちは、まずは3連戦の初戦「襲名披露」でしっかりと自らの力を示し、さらなる「傾く(かぶく)」のベースを作りに行く。

監督、選手のコメント

■中島 輝士監督
良かった。5勝5敗でアメリカ・ラウンドを終えたのは大きい。
(先発で2回までに4失点の)福永 春吾(徳島インディゴソックス)はもう「喝!」だ(笑)。でも、3回から7回まではすごかったね。元々立ち上がりの悪いピッチャーだけど、そういうところを克服して、これぐらいの球を放っていたらNPBでも通用する。
あとは(古川)大珠(香川オリーブガイナーズ)だね。昨日もいいところでヒットを打ってるし、期待に応えてくれた。彼にとっても自信になってくれればいいと思うし、自信になるバッティングをしてくれたと思います。

■宗雪 将司外野手(香川OG・主将)
(10回表先頭での二塁打は)真っすぐが速かったので、まずは詰まらないようにしました。自分のイメージではレフト方向だったんですけど、思い切っていこうと思ったら、たまたま外でライト方向に飛んでいきました。これまでの試合ではチャンスをもらっているのに自分が全く結果を出せなかったこともありますし。今日も1本ヒットは出たんですけども、バットの先でラッキーヒットだったので、10回の打席ではやっと打ちたいヒットが出ました。
デッドボールでもなんでもいいから塁に出たいと思っていたので、点に絡むことができて本当に良かったと思います。

■福永 春悟投手(徳島IS)
 去年、痛打を浴びたロックランド・ボールダーズ戦のこともあって、登板前から前回登板よりすごく緊張していました。今年はそれでも3回以降は修正できて良かったです。
また先発する機会があれば、今日3回以降でつかんだピッチングを立ち上がりからうまく使いながら投げたいと思います。

■岸本 淳希投手(香川OG)
点差も2点あったので「0点に抑える」って気持ちの半面「1点はしょうがない」という割り切りもしていました。最近、ちょっとストレートの調子が良くなかったんですが、今日はブルペンで良かったので「行けるな」と思っていました。

■平良 成投手(高知FD)
結果的には三者凡退でまとまった感じなんですけど、ブルペンではバランスがいつも通りではなくて「緊張しているんだ」と思っていました。まったく分からないほどではないんですけど「バラバラだなあ」と思ったので、どうにかゾーンに、置きに行かないように心掛けました。
ニュージャージー・ジャッカルズ戦辺りからは「意外と真っすぐが通用するな」と思っていたので、とりあえず甘いコースに行かなければ「どうにかなる」と思っていました。

■古川 大珠捕手(香川OG)
(8回裏二死から代打同点適時打の場面は)もう初球から行こうと思っていたんですが、初球「低い!」と思ったボールを「ストライク」と取られたので、そこからはさらに全部振りに行く気持ちで行きました。(安打は)バットの芯に当たったんですけど「なんでゴロになるん?」って(笑)。でもヒットになってよかったです。
この北米遠征では外国人のスイングを見ているんですが、みんな1球目からおもいっきり振っている。「これを、やらんとダメだな」ってヒントもらいました。


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四国IL plus ALL STARS0002001015
ボールダーズ31000000004

四国IL plus ALL STARS:福永、フィリップス、岸本、平良-鶴田、古川大、垂井<br />ボールダーズ:Martin、Joseph、Nelo-DeBellis



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