第18回 【四国IL plus 2016北米遠征】粘りでつかんだ「7勝目」糧に キャンナムリーグ最終戦へ2016年06月30日

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【目次】
[1]負の連鎖を自らの力で切り拓く!
[2]監督、選手のコメント
[3]Twitterで収めた試合の様子や選手たちの素顔をまとめて紹介!

負の連鎖を自らの力で切り拓く!

再三のピンチをしのいだナインを出迎えるベンチ

  ようやく長い長いトンネルを抜け出した。6連敗・4試合連続サヨナラ負けで精神的にも深いダメージを負っていた「四国アイランドリーグplus ALL STARS」。その負の連鎖を自らの力で切り拓いた。

 現地時間6月29日19:05分(日本時間6月30日8時5分)レイモンド・シャポー・グランド・ソーントン・パークでのオタワ・チャンピオンズ3連戦2戦目。ベンチがまずは既成概念を打ち砕きにいく、先発マウンドに登ったのは、北米遠征のみならず香川オリーブガイナーズでも5月以降は中継ぎ登板が続いていた間曽  晃平。先発型としてもクオリティピッチングができる間曽の安定感に、連敗脱出を託した形となった。

難しい調整を強いられた間曽。しかし彼は5回までその期待に応えんと、ストレート、変化球をコントロール良く投げ分け熱投を続ける。3回裏に無死二、三塁のピンチから左前適時打を浴び、2点の先制を許し、4回裏も一死から三塁打と安打で3点目を失うも、リズムよく要所は締めていく。

打線では故障からの復帰組が輝いた。4回表、二死から復帰後スタメン2試合目となった6番・河田 直人(高知ファイティングドッグス)が二塁打を打つと、これも故障から復帰し初スタメンとなった古川 敬也(愛媛マンダリンパイレーツ)が三塁の失策を誘う当たりを放ち1点を返す。

さらに1対3で迎えた6回表には一死二・三塁から5番・小林 義弘(徳島インディゴソックス)の左前適時打で2対3と1点差。そして続く河田は内よりきた変化球を捉え、右前適時打で同点に追いつく。回復時間が限られる連戦・移動サイクルの中、懸命なケアを続ける只川 宏(香川オリーブガイナーズ)、伊藤 和明(愛媛マンダリンパイレーツ)両トレーナーに、河田は最高の恩返しを果たした。

かくして幾多の困難を乗り越えた「KABUKI SPIRITS!」を体現する者たちにより3対3の同点とした「四国アイランドリーグplus ALL STARS」。そしてチームは1つになる。

 


1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
四国IL plus ALL STARS000102000014
オタワ・チャンピオンズ002100010003

四国アイランドリーグplus ALL STARS:間曽、佐藤、岸本-垂井、鶴田
オタワ・チャンピオンズ:Chrismon,Moeller-Grauer





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