第20回 【四国IL plus 2016北米遠征】「武者」から「カブキ」へ。そして「侍」へ 「全力」のキューバ代表から吸収すべきこと2016年07月03日

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【目次】
[1]キューバ代表から何を学ぶのか??
[2]監督、選手のコメント
[3]Twitterで収めた試合の様子や選手たちの素顔をまとめて紹介!

 しかし、キューバ代表はどこまでも「全力」であり「KABUKI SPIRITS!」だった。L.Moinneloが後続2人を全力投球で断つと、9回表「四国アイランドリーグplus ALL STARS」が満を持して送り出した守護神・平良 成(高知ファイティングドッグス)に対しても、先頭打者が四球を選び、前打席本塁打の3番・L.Robertが初球送りバントを成功させる手堅い攻め。結果は二死後、5番・Y.Santoyaの適時打で成就。9回裏、もうカブキJAPANが再び「KABUKI SPIRITS!」を出す力は残っていなかった。3対5。8人の継投リレー・6安打3得点も実を結ばず、通算8勝12敗。「四国アイランドリーグplus ALL STARS」2回目の北米遠征はこうして幕を閉じた。

マウンド上で喜びをいっぱいに表現する赤い彗星たち。しかし、なぜここまでしてキューバ代表は「四国アイランドリーグplus ALL STARS」に全力を傾注したのだろうか。もう一度考えると、あるキーワードが浮かんできた。

昨年の北米遠征キャッチフレーズは「武者修行」。今年の北米遠征キャッチフレーズは「KABUKI SPIRITS!」では、戦国時代の武者が固定概念を打ち払った結果、江戸時代にはどう変化したのか?

答えはもちろん「侍」。そこでキューバ代表の「全力」も合点がいった。そう、彼らの目指すものは当然「WBC」であり「WBSCプレミア12」であり、近未来に正式競技復帰も見込まれる「五輪」。ならば、「日本チーム」の芽は先んじて摘みにいく必要がある。だからこそ、彼らは今ある全力で勝ちをつかみにいったのだ。

ならば……。「四国アイランドリーグplus ALL STARS」がキューバ代表に応える方法はただ1つ。さらなる「KABUKI SPIRITS!」を繰り返し、武者から真の侍になる。特に日本人選手たちにはっきり言おう。キューバ代表から吸収したことを最終的に表現する方法は「侍ジャパン」の一員となって再び彼らの前に対峙すること以外にない、

恐れることはない。彼らには北米の地で得た友情・信頼・困難に対する克服法がある。その得難い経験を発揮する舞台も四国に用意されている。28名がそれぞれの形で心に刻んだ「KABUKI SPIRITS!」。固定概念を全て覆す真の「傾く(かぶく)」。そして侍への道はここから始まるのだ。

監督、選手のコメント

■中島 輝士監督
 失点が全てもったいない失点だった。形としては悪い点の取られ方、残念です。それがなかったら、勝敗はどうなっていたか分からなった。そこは結果論になってしまいますが。
それでも8回裏は0対4からよく3点獲ってくれた。北米遠征で最後までみんながあきらめないで、しっかり自分たちの野球をやってくれたことに敬意を表したいと思います。

■宗雪 将司外野手(主将・香川OG)
 キャンナムリーグのチームは「真っすぐ、真っすぐ」というピッチャーが多かったですけど、キューバは打者が有利なカウントでも変化球を投げて来たり、あるいは「変化球が打てない」と思ったら変化球中心で来たり。非常にレベルの高い野球をすると思いました。あとは打者の打球音。当たったときの音がすごいものがありました。

■加藤 次郎内野手(香川OG)
 (8回裏に追撃の右中間適時二塁打)正直、全体ではキューバ代表との差はさほどないと思いました。ただ、その中で大きな差があると思ったのはスイングスピードです。北米遠征では内野が天然芝のグラウンドに最初は苦労しましたし、あとはストライクゾーンの広さにも戸惑いはありましたが、最後は順応できたと思います。

■佐藤 宏樹投手(愛媛MP)
(6回表に5番手で登板し三者連続三振も)今日は最後のバッター(1番)だけはちょっといけません。三振を取る前のスライダーがファールになったボールと、最後の真っすぐです。三振を取ったストレートは本当は次のフォークへの布石とするためにボール球を投げたかったんです。そこに投げ切れず入っちゃったところが課題ですね。結果としてはミノサン(見逃し三振)でしたけど……。


1 2 3 4 5 6 7 8 9
キューバ代表1110001015
四国アイランドリーグplus ALL STARS0000000303

キューバ代表:Vladimir Banos、Yoanny Yera、Livan MoineloーOsber Pena
四国アイランドリーグplus ALL STARS:福永、正田、間曽、秋山、佐藤、嘉数、岸本、平良ー垂井、古川大、鶴田 【PR】
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