第14回 【四国アイランドリーグplus開幕スペシャル対談】「鼎談・読売巨人軍3軍・四国アイランドリーグplus参戦の狙いと未来像」2016年04月02日

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【目次】
[1]NPBへの戦力供給へ四国アイランドリーグplusは「欠かせない存在」
[2]スター候補生たちに「ファイティングスピリット」で戦ってほしい / 読売巨人軍にとっても「四国行き」は学び、這い上がる場
[3]読売巨人軍と四国アイランドリーグplusが手を取り合い「野球界の裾野拡大」へ

スター候補生たちに「ファイティングスピリット」で戦ってほしい

株式会社IBLJ代表取締役・森本 美行氏

――森本新社長は、今の堤GMの話を聴いてどのように定期交流戦を展開しようと思っていますか?

株式会社IBLJ代表取締役・森本 美行氏(以下、森本社長) 四国の地でお互いに切磋琢磨することになると思いますが、四国アイランドリーグplusの選手には「GIANTS」のユニフォームを見ることでモチベーションを上げて戦う中で力の差を感じ、成長する場所にしてほしいと思います。

――では、鍵山理事長は、四国アイランドリーグplusの選手たちにどのような想いを持って定期交流戦に臨んでもらいたいですか?

鍵山理事長 森本社長からも話がありましたが、読売巨人軍というチームは、プロ野球選手を目指す人にとって本当に頂点・憧れの球団だと思います。ひょっとしたらその球団と戦うときになった場合、ユニフォームを見ただけで気後れする選手がいるかもしれません。
でも、春から始まる12試合を彼らが戦う中で、彼らは今届かないところにいる選手が自分たちより何を持っていて、逆に自分たちに何が足りないのかを解ってくれると思っています。

 逆にジャイアンツの選手たちのプレーにも期待しています。7~8年前に2軍が四国アイランドリーグplusとの交流試合を行った際は、現在の主力である坂本 勇人内野手がプレーしていました。私の目の前ですごいホームランを打たれた記憶は忘れられません。ですから、現在の読売巨人軍3軍の選手たちも5~6年後には主力選手になる可能性を秘めているわけです。

 そのようなチームに気後れせず、ファイティングスピリットを持って戦う。「絶対負けねえぞ」と思って準備を一年間してくれれば。そういったことをすることで環境が来年以降も続き、四国アイランドリーグplusのベースになることを期待しています。よろしくお願い申し上げます。

堤GM よろしくお願いします。

読売巨人軍にとっても「四国行き」は学び、這い上がる場

――では逆に堤GM、読売巨人軍3軍として四国アイランドリーグplusとの定期交流戦をどのように活用しようと思っていますか?

堤GM ウチはまだ3軍を作って日が浅いですが、四国アイランドリーグplusから入団した育成選手をそこで見ていると、他のルートから入団した選手と比べて野球に対する取り組み方やハングリーさは、現在読売巨人軍の支配下選手にも見習ってほしいところがある。そこをこの数か月で感じました。

 ですから、四国アイランドリーグplusのチームと試合をし、ドラフト指名を目指してハングリーにやっている選手を見ることで、我々読売巨人軍の選手たちにも絶対に学ぶことがある。そう思っています。
さらに言えば、読売巨人軍の一軍公式戦は坊っちゃんスタジアムで数年に1回行っていますが、それ以外の公式戦を四国内で組むことができていなかった。その部分では「GIANTS」のユニフォームを着た集団が四国内で試合をし、地元の皆さんと交流できる部分に大きな期待を持って今回の交流戦に臨もうと思います。

――今のお話にもありましたように、読売巨人軍が来ることでの地域に与える影響もあると思います。森本社長、みなさんに読売巨人軍3軍との定期交流戦でどこを見て頂きたいですか?

森本社長 鍵山理事長からの話にもあったように、読売巨人軍はみんなにとってあこがれのチーム。そのチームに対し真剣に取り組み、真剣に戦う。夢のチームにぶつかっていく選手たちの過程を見て頂きたいです。

――実は先日、読売巨人軍ではルートインBCリーグ・石川ミリオンスターズから昨年育成8位指名を受けた長谷川 潤投手が支配下選手になりました。さらに昨年は高知ファイティングドッグスでもプレーしたアブナー・アブレイユ外野手も育成選手から支配下登録を勝ち取っています。堤GM、このように育成選手が支配下登録を勝ち取るためのポイントはありますか?

堤GM 私たち、読売巨人軍が独立リーグの選手を獲得する際のポイントは「平均的な選手でないこと」。たとえば増田 大輝内野手の場合であれば守備と脚。ここに光るものがあります。「一芸」を持っているわけです。すべてに平均的な選手を獲得してもNPB一軍のレベルまで全体を上げるのは非常に難しいし、時間がかかる。持っている一芸をとにかく伸ばしてほしいです。

 ですから、四国アイランドリーグplusの選手たちにも自分のアピールポイントをとにかく伸ばしてもらいたい。伸ばしてから自分の足りないものを補うくらいでいいです。その方が私たち読売巨人軍としても「獲得したい」欲求がでてきますね。

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