- トップ
- インタビュー
- 2013年インタビュー
- 石川ミリオンスターズ 木田優夫 選手
第14回 石川ミリオンスターズ 木田優夫 選手2013年04月25日

巨人で11年プレーし、その後、日米あわせて7球団でプレーをした木田優夫選手。今年2013年からは、独立リーグのBCリーグ・石川ミリオンスターズに入団。
プロ生活26年目を迎える木田投手の野球への思い、また石川ミリオンスターズでの意気込みや、今後の夢を熱く語っていただきました。
【目次】
[1]石川ミリオンスターズで目指していきたいもの
[2]木田優夫選手のピッチングの考え方に迫る
[3]木田優夫投手からのメッセージ
石川ミリオンスターズで目指していきたいもの

石川ミリオンスターズ 木田優夫選手
――まずは、今年でプロ入り26年目を迎えた木田投手ですが、これまで多くの球団でプレーをされてきました。なぜ、ここまでチャレンジ精神が常に湧いてくるのでしょうか?
木田優夫選手(以下「木田」) 湧いてくるというか、基本的にはプロ野球の世界はどこの球団にいても、どれだけ成績を残せるかは分からない。だから、僕の場合は自分でやってみたいところで、野球をやるのがいいんじゃないのかなと思っているだけです。
――どんな場所にいっても、結果が残せるための準備は、どのようなことをされているのですか?
木田 環境が変わるからといって、特別違う準備をしていることはありません。プロ野球選手は、常にどんな環境でも、対応できる様な準備をしようと思っています。
――2013年の今シーズンは、なぜ、日本の独立リーグでプレーする道を選んだのでしょうか?
木田 他に行く場所がなかったからです。ただ、ここでしっかりと結果を残していくことで、また次の道が広がっていくかもしれないと考えています。その結果というのは、何勝とか何セーブではなくて僕がどういう投手になるかということです。去年まではタイミングを外すとか、テクニックを重視して投げていましたが、スピードが落ちたから、戦力外になったと思うので、今年はスピードにこだわりたい。
――また、木田投手が石川ミリオンスターズに入団したことで、チームメイトたちも大きな刺激を受けていると聞きました。
木田 彼らがどういう刺激を受けているか分かりませんが、彼らがどうしたらNPBに行けるのか、アドバイス出来ることがあればしていきたい。せっかく、シーズンオフはバイトをしながら野球を続けているのだから、その後押しが出来ればいいし、来年みんなでNPBやMLBでプレーできたらと思います。
――もちろん、選手以外にも石川県の地元の方々も、木田投手の入団を喜んでいます。選手と、応援してくださる地元の人々の距離の近さを感じられますか?
木田 そうですね!ただ、もっと色々なことを知ってほしいという思いもあります。メジャーリーグは、選手もファンも楽しんで勝って、優勝してファンと一緒に喜ぶということを目標にやっているところがあります。ファイターズに移籍した時は、北海道のファンの皆さんがとても温かい人ばかりで、いつまでもここにいられるように頑張ろうと思いました。
この独立リーグの場合は、逆に選手がこの場所でずっと頑張るのではなく、ここを足がかりに次にステップアップする舞台でもありますよね。そうなると、地元の方々から、早く選手が、NPBやメジャーリーグにいけるように、応援してもらうということが必要になっていくと思います。選手たちもまた、そうやって地元の皆さんから応援されるような選手を目指していきたいですよね。

- 木田 優夫 (きだ・まさお)
- 1968年9月12日 東京都出身
- 身長188センチ 体重93キロ 右投げ右打ち
- 日大明誠高校、
巨人、オリックス、デトロイト・タイガース、オリックス、ドジャース、マリナーズ、東京ヤクルト、北海道日本ハム、石川ミリオンスターズ(2013~)