日本独立リーグ・グランドチャンピオンシップ2015・10月3日開幕!

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2015.10.02

 9年目を迎えたルートインBCリーグでは福島ホープス、武蔵ヒートベアーズの2球団新参戦。MLB・2586安打・元千葉ロッテマリーンズのフリオ・フランコ(石川ミリオンスターズ選手兼任監督)や、NPB通算464本塁打のタフィ・ローズ(富山GRNサンダーバーズ選手兼任コーチ)といったレジェンドたちが入団。さらに一軍出場も果たしたミッチェル・デニング外野手(新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ→東京ヤクルトスワローズ)、ネルソン・ペレス外野手(石川ミリオンスターズ→阪神タイガーズ)はじめ5選手のシーズン途中にNPB入りを果たした。

 一方、四国アイランドリーグplusは6月に、創設11年目にして初の北米遠征を敢行。そして同じ6月には「あの」藤川 球児投手が高知ファイティングドッグスに入団。藤川投手も自身の背中と投球で様々なことをリーグに投げかけてくれた。また、香川オリーブガイナーズのドリュー・ネイラー投手が7月に中日ドラゴンズに移籍し、4勝をマークしたこともトピックとしてあげられる。

 そんな「2015年・日本独立リーグ」もいよいよクライマックスへ。今回は初の総合王者として臨む四国アイランドリーグplus代表・愛媛マンダリンパイレーツと、3年ぶり2度目の出場で前回に続く頂点を狙うルートインBCリーグ代表の新潟アルビレックス・ベースボール・クラブとの間で行われる9回目の日本独立リーグの頂上決戦「日本独立リーグ・グランドチャンピオンシップ2015」を徹底的に紹介していきたい。

投手力とホームアドバンテージで初出場初戴冠目指す「愛媛マンダリンパイレーツ」

愛媛マンダリンパイレーツ

 2015年9月27日(日)20時56分。今季新加入で11セーブ。リーグ最多セーブをマークした守護神・阿部 直晃(23歳)が両腕を突き上げた瞬間、11年の想いを込めた歓喜が坊っちゃんスタジアムで爆発した。盟主のプライドを前面に押し出し牙を剥いた前期優勝チーム・香川オリーブガイナーズを3勝2敗で下し、後期優勝に続き初の四国アイランドリーグplus総合王者に輝いた愛媛マンダリンパイレーツ。その原動力となっているのはリーグ屈指の強力投手陣である。

 まず、先発陣は今季リーグ最優秀防御率0.74の左腕・正田 樹(33歳)と、今季リーグ最多勝(9勝)、通算60勝(リーグ1位)でリーグ1年目を現役選手として唯一経験している小林 憲幸(30歳)の左右2枚看板。

 2011年に新潟アルビレックス・ベースボール・クラブで1シーズンプレーし、東京ヤクルトスワローズ入団へのステップを築いた正田は「これで凱旋登板ができる」と、感謝の想いを好投で返すことを誓えば、四国アイランドリーグplus2015チャンピオンシップ第3戦ではリリーフで1回、中1日の第5戦では先発5回を鬼気迫る表情で抑えきった小林は「技術より気持ち」と、この戦いをNPB・千葉ロッテマリーンズ育成選手(2008・2009年)時代も含めたプロ11年間の集大成とする覚悟で臨もうとしている。

 その他にも先発・中継ぎ・抑えのフル回転でチャンピオンシップ最優秀選手賞を獲得したタフネス右腕・東風平 光一(24歳)、「後期に入ってから投げ始めて、最近ストライクが取れるようになった」ツーシームを駆使しチャンピオンシップ第3戦で先発6回無失点勝利の伴 和馬(25歳)。そして140キロ台のストレートを常時投じる阿部といった投手陣が新潟アルビレックス・ベースボール・クラブの強力打線を討ち取りにいく。

 前期は軒並み不振に終わった打線も、ここに来て昇り調子。リーグ8年目の俊足リードオフマン・髙田 泰輔(26歳)、今季は広角打法を身に付けたザック・コルビー(26歳)を軸にしながら、就任2年目を迎える弓岡 敬二郎監督が組む「短期決戦用」日替わり打線にも注目したい。王手をかけた第4戦の試合前ですら「第5戦とその後の戦いを見据えて、通常のトレーニングを行った」(伊藤 和明トレーナー)準備力の高さも短期決戦を制すポイントとなるだろう。

 そして愛媛マンダリンパイレーツにとって最も大きいのは、第3戦以降を四国NO.1のベースボールスタジアム・坊っちゃんスタジアムで戦える点であろう。チャンピオンシップ表彰式には中村 時広愛媛県知事、野志 克仁松山市長が顔をそろえ、愛媛県庁・松山市役所には総合初優勝を祝う懸垂幕も掲げられるなど、初の独立リーグ日本一への機は熟している。

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