日本独立リーグ・グランドチャンピオンシップ2015・10月3日開幕!
日本独立リーグ史上屈指の「最強」新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ

新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ
しかし、愛媛マンダリンパイレーツの選手・スタッフは口々にこう話す。「新潟は強い」。そう、高津 臣吾監督(現:東京ヤクルトスワローズ一軍投手コーチ)が率い、寺田 哲也(現:東京ヤクルトスワローズ)らを擁して香川オリーブガイナーズを相手に3連勝で一蹴した2012年以来2度目の日本独立リーグ・グランドチャンピオンシップ出場となる新潟アルビレックス・ベースボール・クラブは、当時と同等、いやそれ以上の強力な戦力を備えている。
「FUTURE-East」では終始安定した戦いで前期は優勝。デニングが東京ヤクルトに移籍した後期も2位にまとめ、後期優勝の福島ホープスとの地区チャンピオンシップは2勝1敗。「ADANCE-West」地区チャンピオンシップで後期優勝の富山GRNサンダーバーズを2勝1敗で制した前期優勝・福井ミラクルエレファンツとの「ルートインBCリーグチャンピオンシップ」ではスイープ(3連勝)でリーグ王者に。その原動力となったのはやはり前回日本一の味を知る男たちである。
投手では今季13勝で2年連続最多勝の絶対的エース右腕・間曽 晃平(27歳)、投手陣をリードしつつ、打撃でも.362のハイアベレージで初の首位打者を獲得した平野 進也(27歳)。45盗塁で3年連続盗塁王の野呂 大樹(27歳)、9年前のリーグ創設時を唯一選手として知る稲葉 大樹内野手(31歳)・・・・・・。右腕・雨宮 敬(28歳)、今季は外野手も守る二刀流に取り組む左腕・渡辺 貴洋(23歳)といった読売ジャイアンツ育成選手経験組も含めた経験値は、短期決戦における助けに必ずなるはずだ。
そこに今季防御率1位(1.60)の中西 啓太(23歳)、地元・日本文理高卒3年目の田村 勇磨(21歳)の右腕2枚看板に最速143キロの186センチ変則左腕・渡邉 雄大(24歳)らが絡む磐石の投手陣。キャンディラス(25歳)、ジョージ(22歳)のオーストラリア産・右大砲2発。そして現役時代は近鉄バファローズの守護神として並み居る強打者をなで斬りにした就任1年目・赤堀 元之監督の「豪腕」采配もみどころだろう。
最後にもう1つ。愛媛マンダリンパイレーツ・弓岡 敬二郎監督(元:阪急ブレーブス)と、新潟アルビレックス・ベースボール・クラブの赤堀 元之監督(元:近鉄バファローズ)は2005~2013年までオリックス・バファローズでコーチ・フロントの立場で同じ釜の飯を食べた関係。さらにオールドファンにとってはかつての関西電鉄対決「阪急」vs「近鉄」が10年ぶりに「オレンジダービー」の形で復活するもの興味深いところ。9年目の独立リーグ頂上決戦は10月3日、いよいよプレイ・ボールの時を迎える。
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