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第7回 ウエストフローラ 三浦伊織 選手2013年11月08日
蘇ったフローラ、女王決定戦へ
――その後、フローラは息を吹き返し、白熱したペナントレースとなりましたが、最終的には2位でした。この結果はどのように受け止めていますか?
三浦 開幕当初のことを考えると、ここまで来られるとは思っていなかったのでビックリです。でも、「打つ人が打つ」、「出塁する人は出塁する」とか、一人一人が自分の役割をちゃんと考えられるようになった結果が2位につながったんだと思います。ただ、最後の試合は勝てた試合だったので、すごく悔しかったです。
――TC最終戦となる10月13日、神奈川相模原大会決勝。勝った方が1位通過という試合で、フローラは5点を先制しながら、結果的には5対6で敗れました。

三浦 悔しかったですけど、チーム全体に詰めの甘さがあるということが、あの試合でわかったのはよかったと思います。あの次の日の練習からはみんな変わりました。大事な場面でエラーをしてしまったショートの中村 香澄は自分からノックをたくさん受けていましたし、そういう「悔しい」という気持ちは、みんなそれぞれあったので、それを大切にして女王決定戦に臨みたいと思っています。
――1位通過を決めたアストライアについてはどんな印象がありますか?
三浦 アストライアとやると、3点以上は取れないですね。やっぱり強いチーム、いい投手がいると点が取れないですから。この間の最終戦はエラー絡みで5点は取ったけど、大田 秀奈美投手からは点数を奪えていないので…。そういう意味では、守りが大切になってくるし、なるべく0点で抑えないといけないですよね。やっぱり守りは重要ですよね。取れるところは取る。それをきちんとしたいです。あとは、個々の意識の問題だと思います。
――やはり、アストライアの誇る強力投手陣、大田、渚、中島(梨紗)は打ちづらいですか?
三浦 うーん、そうでもないんですけどね。他の人はわからないですけど。
――三浦選手にインタビューをしていて、いつも思うんですけど、「相手に弱みを見せない」とか「負けを認めない」とか、そういう負けず嫌いの部分が強いですよね。これまで、泣き言や愚痴を聞いたことが一度もありません(笑)。
三浦 そうですね(笑)。そういう部分は確かにあります。「あの投手は苦手だ」とか、「打てないかもしれないな」とか、そういうことはなるべく考えないようにしています。そこは昔から意識していますね。

(写真:女子プロ野球機構公式サイトより)
- 三浦 伊織(みうら・いおり)
- 所属:椙山女学園高校-ドリームス(2010~2012)
- 出身地:愛知県
- ポジション:外野手
- タイプ:左投左打
- 身長:160センチ
- 首位打者(2012)
最多安打(2012)
最優秀守備率外野手部門(2010)
最多盗塁(2012)
ベストナイン外野手(2011・2012) - 上記データは掲載時のものとなります。