第9回 サウス ディオーネ 宮原 臣佳 選手2013年12月04日

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 プロ3年目の2013年、守っては先発にリリーフに、打っては4番としてサウス ディオーネの中心選手となった宮原 臣佳選手。今季は投手としては32試合に登板し、12勝9敗5セーブ。完投は実に12、防御率2.12という文句のない成績。打者としては主に4番DHとして44試合に出場。投打にわたってチームの大黒柱として活躍しました。
 シーズン終了直後、右ひじ手術に臨んだ宮原選手に、術後の経過、野球を始めたきっかけ、プロ選手として心がけていることなどを伺いました。

勝つには選手の個々の能力だけではない、と伝えたかった

――シーズン終了後に右肘頭の骨棘形成による剥離骨折、離脱性骨軟骨炎が判明。11月21日に内視鏡手術を受けました。現在の体調はいかがですか?

宮原臣佳選手(以下、宮原) シーズン途中に「ひじが痛いな」ということは何度かあったんですけど、ずっと痛いわけではなくて、ちょっと休めば何とか投げられたんです。でも、シーズン後半にレントゲンを撮ったら骨棘ができているのがわかりました。
 それでも「シーズンが終わるまでは」と投げ続けたんですが、シーズンが終わって、11月13日にCTで精密検査をしたら、はく離骨折をしていることがわかって手術を決めました。初めての全身麻酔でちょっと緊張したけど、手術は無事に成功して、翌日からは下半身、体幹のトレーニングを始めているので心配ないです。今はあせらずにリハビリを続けて、来季に向けて過ごすつもりです。

サウス ディオーネ 宮原 臣佳 選手

――元気そうで安心しました。では、まずは野球を始めたきっかけを教えて下さい。

宮原 父と兄の影響で野球を始めたのは幼稚園の年長さんの頃でした。小学校のときには軟式野球の大会で近畿代表として甲子園で試合をしたこともあります。本格的に硬式野球を始めたのは中学のときで、オール大和というチームに入りました。その後は九州の神村学園で野球を続けました。

――神村学園時代には日本代表選手に選出されます。そして、2006年には同級生の中野 菜摘(イーストアストライア)選手とともに、台湾で行われた第2回ワールドカップにも出場しましたね。

宮原 あのときは無我夢中でした。でも、高校時代に世界の舞台を経験できたことはその後にとても役立っていると思います。

――さて、シーズンを終えた今の気持ちを教えて下さい。

宮原 正直、女王決定戦に行きたかったし、1年間、そこにかけてきたので勝ち残れなかったことに関してはとても悔しいです。自分たちは外野が弱いとか、打撃のチームではないということは最初からわかっていました。それでも、投手陣が何とか抑えれば勝ちはついてくると思っていたけど、やっぱりいろいろミスもあって勝ちきれなかったと思います。

――今季は、先発として、あるいはリリーフとして、さらに登板しない日には4番DHとして、まさに八面六臂の大活躍の1年でしたが、「投手選任がいい」とか「起用法を固定された方がいい」という思いはありませんか?

宮原 まったくないですね。試合状況によって、「今日はピッチャーに専念してくれ」と言われることもあるんですけど、そういうときは悔しいですから。試合前のメンバー発表で名前を呼ばれないと「…あぁ、今日は出られないのか」って無意識に思っているので、相当、試合に出たいんだと思います(笑)。

――開幕当初はチームも好調でしたが、次第に失速していきましたね。

宮原 開幕した直後はよかったんですけど、後半落ちてきたのはチームを背負っている立場としては反省しています。どんな状況であっても、「それでも何とかしよう」という思いを自分だけが持っているのではなく、みんなに伝えられなかったと思います。そういう意味ではチームが一つにまとまれなかったのかもしれないと反省しています。

――チームが後半に失速したのはどうしてだったのでしょう?

宮原 後半になってアストライアが本来の力を出してきて、やっぱり強かったですね。先発が3人いて、打者もすごいバッターがそろっているので、いつ抜かされてもおかしくないというのは正直ありました。それでも私としては、「勝つには選手の個々の能力だけではないんだよ」ということを証明したかったんです。京都アストドリームス時代に悔しい思いをしてきた先輩たちの姿を見てきたので、選手たちの能力では多少劣っても、それでも勝ちを拾えるチームにしていかないと、今まで学んできたことが意味ないと思っていたんですけど、それをみんなに伝えきれなかったのかな……?

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プロフィール

宮原 臣佳(みやはら・みか)

宮原 臣佳(みやはら・みか)
  • 所属:神村学園(女子硬式) - 倉敷ピーチジャックスレディース(女子硬式) - ドリームス('11・'12)
  • 出身地:奈良県
  • ポジション:投手
  • タイプ:右投右打
  • 身長:169センチ
  • 上記データは掲載時のものとなります。
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