球界初の兄妹プロ野球選手が挑む、狙うは「首位打者」。

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2015.02.13

 東京ヤクルトスワローズ・川端 慎吾選手と女子プロ野球、埼玉アストライアに所属する妹・川端友紀選手(インタビュー記事:前編後編)は、球界初の兄妹プロ野球選手として、それぞれの舞台で活躍している。ともにSSKとアドバイザリースタッフ契約を結び、1月中旬に合同自主トレーニングを行った。兄は妹のよき手本であり、妹は常に兄を目標とし続ける。強い絆で結ばれた2人が、野球について語り合った。

昨シーズン、明暗分かれた兄妹

 2014年シーズン、慎吾選手は自己最多となる142試合に出場し、自身初の規定打席に到達しての打率3割超え(.305)をマーク。「目標はけがをしないことだったので、1年間試合に出られたことはよかった。でも、チームは2年連続最下位。チーム成績を上げられなかったのは悔しい」と、2001年以来遠ざかっているチームの優勝のため、安打も一発もある攻撃的な二番打者を目指す。

 一方の友紀選手は、2013年シーズンに首位打者(打率.431)、最多打点(34)、最高出塁率(.537)の3冠に加え、MVPにあたる角谷賞を獲得し、年間女王に貢献。しかし、2014年シーズンは打率.275と低迷。チームも女王決定戦で京都に敗れた。「技術面や精神面だけでなく、コンディションも万全ではなかった。でも、結果が全て。悔しい思いをした分、今シーズンは見返したい」と、2年ぶりの年間女王奪取に向けて強い思いで始動する。

球界初、兄妹プロ野球選手の自覚



 2015年1月中旬、愛媛・松山市で行った合同自主トレでは、ヤクルトの選手ら11名が集まった中、女子選手としては友紀選手一人が参加した。一人で参加することには不安があったと思うが、「志願して今回初めて参加した妹に本気を感じました。昨年は相当悔しかったんだろうなと思います。妹は何事も一生懸命で、練習でも手を抜かない。負けず嫌いなところは僕と似ていると思います。自主トレでやったことをしっかりやって、首位打者をとって活躍する姿を見たいですね」と、プロ野球選手として自覚が出てきた妹に対する思いを語った。

「兄のことは全てにおいて尊敬しています。バッティングフォームも兄に似ていると言われます。自主トレでは、緩いボールをしっかり打ち返すように指導してくれた。気づいたことをすぐに指摘してくれ、ありがたいですね」と語る友紀選手。シャトルランでは男子顔負けの持久力を見せるなど、今シーズンにかける強い思いがトレーニングに取り組む姿勢を変えた。さらに、「子供の頃は人前で喋るのは苦手だったけど、苦手意識はなくなりましたね」と、堂々と応える姿勢にプロ野球選手としての自信と成長が感じられ、今シーズンの活躍を期待させてくれる。

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