多和田 真三郎(富士大学)

多和田 真三郎

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多和田 真三郎

大学:
富士大学
所属リーグ:
北東北大学野球連盟
球歴:
中部商
ポジション:
投手
投打:
右/右
身長:
175cm
体重:
74kg
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  • 短評
    観戦コラムを抜粋し、編集しております。 
     大学1年生ながら、2012年の明治神宮大会で、ノーヒットノーランを達成した多和田真三郎。あれから2年。更なる成長を見せていた。

     1回裏、富士大の多和田 真三郎(3年・中部商)の立ち上がりは、まさに来年のドラフト上位候補!と思わせる投球だった。初球から148キロのストレートを記録。1番正木 健太郎(3年・履正社)に最速151キロを計測し、最後は147キロのストレートで空振り三振。2番高橋 直樹(4年・国士舘)には、110キロをカーブを交えながら、最後は138キロのフォークで空振り三振を奪うなど上々の立ち上がりを見せた。

     多和田の魅力は、強靭な下半身とバランスの良さを生かした投球フォームだろう。左足をバランス良く上げ、下半身をこれでもかというぐらい大きく沈めてから、滑らかに重心移動を行い、テークバックを大きく取ってトップに入ったときに強く胸を張り、鋭い腕の振りを見せる。ステップ幅が広く、リリースする位置がかなり前なので、球速はもちろんだが、球質が良く、打者の手元で全く失速しない素晴らしいストレートを投げられる上に、同じ腕の振りでスライダー、カーブ、フォークを投げることが出来る。ポテンシャルの高さ、技術の高さならばトップクラスだ。

     多和田はダイナミックなフォームによって素晴らしいストレートを投げることができているが、同時に体力の消耗も大きい。
    2回まで23球と効率良く投げることができていたが、3回では41球を投じた。
     3回の多和田は150キロを超えた速球はなく、145キロ前後。150キロ近い速球を見ていた創価大ナインにとっては苦ではなかっただろう。しっかりと攻略できる創価大の徹底力が光った試合だった。
     敗戦投手となった多和田にとっては一つ勉強になる試合だったと考える。大学生レベルであれば、簡単に打ち崩せない投手。創価大のしつこさはNPBの打者を見ているかのようであった。
     多和田は、常に100%の投球。その姿勢は素晴らしいが、NPBを見据えた場合、それがすべていくとは限らない。どこかで強弱をつけながら投球が出来るのがプロの投手だ。
    また3回以降、ストレート中心の力押しの勝負となってしまい、多和田の投球の全てを引き出すことができていたのだろうか。好投しているときの多和田は速球、変化球をしっかりと駆使しながら、感性の鋭さを感じさせる投球だった。今日の多和田にはそれがなかった。多和田だけではなく、リードする小林遼(1年・仙台育英)にとっても、大きな課題を課されたともいえる。全国へ勝てる投手へ、更なる精進を期待したい。
    情報提供・文:2014.11.15 河嶋 宗一

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