第3回 日本生命・柿田裕太、パナソニック・秋吉亮、Honda熊本・川嶋克弥をマーク!2013年07月16日

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【目次】
[1]日本生命・柿田裕太 強気の内角攻めで強打者を打ち取る!
[2]Honda熊本・川嶋克弥 光る俊足と「曲芸のような」併殺


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パナソニック・秋吉亮 三菱自動車岡崎を完封し、実戦力の高さを披露

秋吉亮投手(パナソニック)

 第2試合に登場したパナソニックのエース・秋吉 亮(24歳・右投右打・182/76)は前評判の高さを証明するように三菱自動車岡崎を散発6安打に抑え、みごと完封した。与四死球1、奪三振11という投球内容を見れば文句のつけようがないはずだが、早い左肩の開きが相変わらず直らない。さらにヒジを十分に使えないアーム式の腕の振りが不満で、ステップ幅も若干狭い気がする。
 こういうクセの強さを抱えながら1四球、11三振で完封するところが実戦力の高さとも言える。走者なしの場面でもセットポジションで投げ、1回表、3番小室和弘を迎えたときはクイックモーションからストレートを投げ、見逃しの三振に仕留めている。これも技である。

 三菱自動車岡崎では1番中村 優作(中堅手・19歳・左投左打・168/68)、6番豊住 康太(左翼手・19歳・右投左打・179/80)の社会人1、2年生がよかった。中村はスイングスピードの速さと俊足(バントをしたときの一塁到達3.72秒)が目を引き、豊住はゆったりとボールを待つタイミングの取り方に非凡さを感じた。

Honda熊本・川嶋克弥 光る俊足と「曲芸のような」併殺

 第3試合のニチダイHonda熊本戦では、0対1で敗れたHonda熊本に注目選手が多かった。野手では1番岡崎集(中堅手・25歳・右投左打・178/77)、2番川嶋克弥(二塁手・23歳・172/72)、3番稲垣 翔太(三塁手・20歳・176/73)の3人。
 川嶋は私の俊足の目安「一塁到達4.3秒未満」を全打席で記録し、守っては3回、1死一、二塁の場面で4-6-3の併殺を完成させたとき遊撃手への曲芸のようなトスが絶妙で、しばらく言葉を失った。
 稲垣は明豊時代の思い出がいまだに鮮烈で、名前を挙げた。09年夏の甲子園、エースで4番の今宮 健太(ソフトバンク)を擁してベスト8に進出したチームでは1年生ながら9番・三塁手でスタメン出場を続け、2回戦の西条戦では秋山 拓巳(阪神)から7回に三塁打を放ち、勝負を決定づけている。そのときの面影が第1打席の右前打にはあった。
 岡崎は非常に難しい打ち方をしている。ステップはするのだが、始動の動きを一切しないという打撃フォーム。最初から足を引いてステップするタイミングをはかっている、というのでもない。始動のアクションをまったく起こさないのだ。日本のプロ野球でプレーする外国人選手のよう、と言えばピンとくるかもしれない。

 このタイミングの取り方で結果を残すにはより速いスイングスピードが求められるが、岡崎にはそれだけの振りの強さがまだない。それが備わったときどんなバッターになっているのか見てみたい。
 Honda熊本のリリーフ3番手、平田真吾(24歳・右投右打・181/72)もよかった。ストレートの最速は144キロと速く、開かない投球フォームも及第点。スライダーにキレがあればもっと騒がれる選手になっているだろう。

(文=小関 順二

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