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第27回 パナソニック 近藤 大亮投手 【後編】様々な方々から得た「恩」に応えるために2015年10月21日

[1]社会人1年目の活躍。2年目、都市対抗予選での挫折
[2]補強選手としてつかんだ「マウンド感覚」
[3]「侍ジャパン」での収穫も携え、「誰かのために」腕を振る
「侍ジャパン」での収穫も携え、「誰かのために」腕を振る

近藤 大亮投手(パナソニック)
第27回 BFAアジア選手権では1試合だけの登板に終わった近藤だが、侍ジャパンでは有形無形の財産を得た。「Mr.アマ野球」五輪5勝の杉浦 正則コーチ(関連記事:杉浦正則物語)からはリリースポイントや投球フォームのチェックポイントを学び、台湾の地では同部屋だった社会人野球を代表する技巧派左腕・片山 純一(JR東日本)から意識の実践法を感じ取った。
「片山さんの意識の高さは本当に素晴らしかったですね。体調管理のために、サプリメントを飲んだり、自身のチェックのために日記をつけたりと、学びになりました」
昨年、社会人野球投手部門ベストナインを獲得した佐竹 功年(トヨタ自動車・関連記事:マウンドを制する術)の投球も間近でつぶさに見ることで、理想の投手像も描くことができた。
「佐竹さんのストレート、変化球を内外角へ投げ分け打者を打ち取る投球術も見ていて上手いなと思っていて、こういう投球ができればと思いました」
初の侍ジャパン入りで社会人トップレベルに触れたことは、上の世界でも絶対に活きる材料だろう。
こうして様々な方々から得た「恩」に応えるためにも、ドラフトを目前に近藤 大亮は改めてプロの舞台での抱負を語る。
「1年目から先発でも、中継ぎでも監督さんから任されたポジションで、腕がちぎれるまで投げていきたいですね。そこでケガをしたらそこまでだと思うので。僕は『自分のため』ならばあまり力は出ないですが、『人のため』ならば力を出せるので」
「誰かのために」を身上にずっと、これからも右腕を振る近藤 大亮。日本トップレベルの舞台で豪腕が力を出す日は、もうすぐである。
(インタビュー・河嶋 宗一)

- 近藤 大亮(こんどう・たいすけ)
- 所属:浪速高校-大阪商業大学-パナソニック
- ポジション:投手
- タイプ:右投右打
- 身長体重:178センチ/75キロ
- 1991年5月29日生まれ
- 上記データは掲載時のものとなります。