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ヤマハvs七十七銀行
ドラ1左腕のクロスファイア

前野幹博(ヤマハ)
即戦力の左の中継ぎ。
右の大砲、と並び多くのプロ野球球団が補強ポイントに挙げるポジションである。ヤクルトからドラフト1位指名を受けたヤマハの速球派左腕・竹下真吾は右打者を苦にしない。持ち球の中で最も威力があるのが右打者のインコースに決まるストレート。思わず打者が後ずさりした直後に審判の右手が挙がるクロスファイアについて捕手の川邉健司は「あれがストライクゾーンを通れば中々打てない。あれが効いてると次に多少甘くなっても踏み込めない」と説明する。1点差試合となった開幕試合も最後はそのクロスファイアで締めくくった。
ヤマハの先発マウンドに上がったのは右島監督が「先発(候補)が何人かいるけど、ずっと調子良かった。ずっと安定したピッチング続けてくれていた」と話すフェリペ・ナテル。試合開始10分前でもベンチで冗談を言い合うなどリラックスした表情を見せていた。長いリーチと外国人特有のバネのある腕の振りが印象的で、序盤から安定したピッチングを披露すると打線は3回に3番・柳裕太のタイムリーツーベースで1点を先制。4回に同点とされるが6回二死から佐藤二朗、長谷川雄一、前野 幹博の三連打で勝ち越しに成功。
前野は今年入社の新人だが「どっしりしてる。こういう舞台でも物怖じせずバットを振れている」と右島監督の期待も厚い。リードを奪うと6回一死一塁の左打者が続く場面でナテルはお役御免。左腕・九谷青孝が後続をきっちり抑えると、7回は大野 健介がマウンドへ。先頭打者に安打を浴び送りバントで一死二塁とされるが無失点で切り抜けると8回から竹下を投入し、リリーフ左腕3枚をつぎ込んで逃げ切りを図る。
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ヤマハ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | ||||||
七十七銀行 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
ヤマハ:ナテル、九谷、大野、竹下-川邉
七十七銀行:東谷、阿部-秋山、森
二塁打:川邉、柳、長谷川(ヤ)