2014年11月01日 京セラドーム大阪(大阪ドーム)

ニチダイvs日本製紙石巻

第40回社会人野球日本選手権 1回戦
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伊東亮大(日本製紙石巻)

 4回二死二塁では5番・山口 篤史の放った三塁線への痛烈な打球にサード・長谷川拓哉が飛びつく。抜けていればタイムリーツーベース確実の打球に好反応を見せ先制点は許さない。好守連発だった前半戦に伊藤監督は「こっちのペースだった。うまく打たせて凌いで」と手応えを感じる反面「それを攻撃につなげられなかった。序盤で流れ作り切れなかった」と反省ものぞかせた。6回まで膠着状態が続く中、この日2番に入った注目選手である日本製紙石巻の伊東はデッドボール、見逃し三振、ショートゴロと自慢の長打力を発揮出来ずにいた。

 試合が動いたのは7回、ニチダイが二死一、二塁のチャンスを作ると9番・三原康平がライト線へ2点タイムリースリーベース。5度目の得点機でようやく均衡を破った。その裏、日本製紙石巻は途中出場の中嶋政弥のタイムリーツーベースで1点を返すと終盤には惜しげもなく投手陣をつぎ込む。「1人1殺ぐらいの気持ちだった」と伊藤監督は8、9回の2イニングで5投手をつぎ込む執念の継投を見せたが、ニチダイの勢いを止められず勝負所で3失点。

 ブルペンで100球投げ込んでからマウンドに上がったニチダイの先発・蔭地野は「後半バテました」と2つのフォアボールを与えた8回二死一、二塁で降板したが、リリーフした河村泰伸が打者4人をパーフェクト。4点のリードを守り切った。

 初戦突破したニチダイの楠本監督が「若手とベテランがうまく融合しながら出来てるかな。全国ベスト8を目標に置いてやっているので守備からリズム作って1戦1戦やって行きたいですね」と話したのとは対照的に、2打数ノーヒット2死四球だった日本製紙石巻の伊東は試合後、「悔しい」という言葉を3度口にした。「今シーズン終わってしまったので負けて終わるのいい気分じゃない。今後のトレーニングはいつも通り。オフシーズンなのでウエイト中心に鍛えて行きたいと思います」大柄な選手の中にいても一際大きい1メートル94センチの身長を持つスラッガー、プロでの活躍を目指して冬の間に鍛錬に励む。

(文=小中 翔太)

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