2014年11月09日 京セラドーム大阪(大阪ドーム)

トヨタ自動車vsJR東日本

第40回社会人野球日本選手権 準々決勝
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総力戦VS2枚看板

佐竹功年(トヨタ自動車)

 ベンチ入り25選手中22選手が出場する総力戦で準々決勝を戦ったJR東日本、準決勝進出は目前だったがトヨタ自動車の誇る2枚看板の前に涙を飲んだ。

 トヨタ自動車の先発・佐竹功年が完璧なピッチングを披露した。初回、先頭打者にヒットを打たれるが一死後、3番、4番を連続三振。JR東日本の3番・畑中翔はアウトローに鋭く逃げる127km/hの変化球で、4番・松本 晃は140km/hの高めのストレートを決め球に空振りを奪う。

 引き出しの多さと安定感あるピッチングで順調な立ち上がりを見せると2回も低めとコーナーにバシバシ決め2奪三振。3回には一死二塁で初回にヒットと打たれた西野真弘を迎えるが2球で追い込み最後はインコースを攻め空振り三振。投球の中に無駄なボールが全くと言っていいほど無く、対戦した33人の打者の内初球がボールになったのはわずか8人だけ。常にストライクから入りピッチャー有利のカウントを作り、当てるだけの内野ゴロと奪三振を量産。

 10イニングを無得点に抑えられたJR東日本の堀井監督は「素晴らしい投手を打たないといけないんですけど、チャンスも中々作れず、力負けです」、オリックスからドラフト7 位指名を受けた西野は初回にヒットを打つが「(佐竹さんが)今年調子いいのは聞いてましたし、全日本でもいっしょになって特徴も知ってたんですけどコースと低めに決まって」と以降は3打数ノーヒット。チームとしても散発3安打に抑えられた。

プロ野球ドラフト会議2014特設サイト

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