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トヨタ自動車vsJR東日本

坂寄晴一(JR東日本)
対するJR東日本も投手陣が好投を見せる。オリックスからドラフト6位指名を受けた先発の坂寄晴一は130km/h台のストレートと100km/hを割るスローカーブを織り交ぜた緩急あるピッチングで5回2安打無失点。
この時点で球数は57球と余力は十分だったはずだが「ピッチャーの層の厚さはわかってましたので、初回から全力で飛ばしました。気持ち的には(6回以降も)全然行けましたけど、後ろのピッチャーを信頼しているのでマウンドを譲ることが出来た」と6回からは広島からドラフト6位指名を受けた坂寄と同じく左腕の飯田哲也がマウンドに上る。
飯田が1回2/3を無失点に抑えると7回二死二塁の場面で東條 大樹がリリーフ。両チーム無得点のまま迎えた延長10回一死一、三塁の一打サヨナラのピンチの場面では4番手として関谷 亮太がマウンドに上がり三振とピッチャーゴロで望みをつなぐ。
タイブレークに突入すると一死満塁から西野のデッドボールで1点をもぎ取る。しかしその裏、当たり損ないの打球が内野安打となる不運で同点にされ試合は延長13回へ。
この回は11回からマウンドに上がっていたトヨタ自動車の2番手・上杉芳貴の前に無得点。1点を取った後の12回の守備はファーストもサードも下がった守備位置の完全な後ろゲッツー体制だったが、無得点に終わった13回は当然前進守備でホームゲッツーを狙う。
堀井監督は攻撃が終わる度に内野手を集め、意思疎通の確認を徹底していた。4人の継投に加え、延長10回にサヨナラのピンチを背負うと4番を打つ松本を守備固めで交代させるなど、その時その時で最善手を尽くしてきたが最後はトヨタ自動車の福田康一にセンターオーバーのタイムリーを打たれサヨナラ負け。守りでは粘りを見せたが最後までトヨタ自動車の佐竹、上杉を攻略出来ずあと1歩届かなかった。
(文=小中 翔太)
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JR東日本 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | ||
トヨタ自動車 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 |
JR東日本:坂寄、飯田、東條大、関谷-石川
トヨタ自動車:佐竹、上杉-木下、二葉
二塁打 木下、田中幸(ト)