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第75回 セ・リーグMVPは菅野智之、パ・リーグMVPは金子千尋!2014年12月01日
【目次】
5位 日本ハムの小谷野栄一がオリックス入り/4位 横浜DeNAの主砲・ブランコが自由契約
3位 セ・リーグの新人王は大瀬良大地、パ・リーグの新人王は石川歩/2位 高校野球でタイブレーク制度が導入される
1位 セ・リーグMVPは菅野智之、パ・リーグMVPは金子千尋!
3位 セ・リーグの新人王は大瀬良大地、パ・リーグの新人王は石川歩
11月26日(水)、NPBは今年度の最優秀新人を発表。セ・リーグは大瀬良大地(広島)、パ・リーグは石川歩(千葉ロッテ)が選出された。

セ・リーグの新人王は大瀬良大地
パ・リーグの新人王は石川歩
3球団の競合の末、広島入りした大瀬良。10勝8敗、防御率4.05。防御率を見ると、苦しんだ印象を受ける。やはり大学ナンバーワン右腕と評価を受けた大瀬良だが、プロの打撃力の高さに痛感した1年ではないだろうか。ただ大瀬良が良かったのは、8月以降に盛り返し、9月には3勝を上げていること。新人選手は後半にかけて息切れしてしまうところがあるが、大瀬良にはそれがなかった。新人王の決め手となったのは、9月以降の投球ぶりだろう。今年は151イニングを投げて、1シーズン投げ切る大変さも痛感したはず。1年目の反省から2年目はさらなる飛躍を期待したい。
石川は開幕からローテーション入りし、順調に勝ち星を重ね、先発投手に苦しむ千葉ロッテにとっては非常に大きな存在で、もし石川の10勝がなければ、ロッテの4位も危ぶまれていただろう。疲労から打ち込まれる試合もあったが、調整を重ねながら、1シーズンを投げ抜いたことが大きく評価され、文句なしの新人王となった。
2人とも来季は主力投手としてさらなる活躍が期待される。2年目のジンクスを打ち破り、勝ち星を積み上げてほしい。
2位 高校野球でタイブレーク制度が導入される

高校野球でタイブレーク制度が導入される
11月27日(木)、日本高野連は理事会を開き、来年度は春季地区大会に限り、タイブレークを導入することを発表した。
この話については、昨年から持ちあがっていた話だった。ただいきなり導入するのは、現場からの反対意見もあるように、かなり反発が起こることが考えられる。まずは試験的に地区予選からタイブレークを導入して、どんな反応が起こるか。試しているところがある。
高校野球の公式戦はタイトなスケジュールで入っていて、球児の健康管理が懸念材料に挙がっていた。球数制限、イニング制限など様々なルールが上がっていたが、そこで制限をかけると、選手層が厚い強豪校が有利になるという意見から、なかなかまとまらなかった。
それならば、タイブレークがトーナメントでは一番に適しているという観点になった。一死満塁からスタートするタイブレークは先攻が勝つことが多く、先攻が有利なルールと感じてしまうことが多い。試験的に導入し、統計を取りながら、ふたたびタイブレークの是非が語られるのではないだろうか。また、タイブレークを導入することで、タイブレークを踏まえた上での、采配を考えていかなければならないうえに、練習も行うので、適応するには時間がかかりそうだ。
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- 編集長 河嶋 宗一
- 出身地:千葉県
- ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
- ■ 編集長であり、ドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
- ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
- ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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