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第7回 田中の戦線離脱とヤンキース補強戦略2014年08月09日

 ニューヨーク・ヤンキースの田中 将大投手が右肘を痛めて戦線から離脱して、はや3週間が経過している。

 田中投手はけがをするまでヤンキースの事実上のエースとしてあまりにも素晴らしい活躍をしていたので、その衝撃は大きく、日本メディアのみならず、アメリカの現地メディアでも何が彼のけがを引き起こしたのか、その原因について連日話題になっていた。

 今回のけがの要因として挙げられているのは、スプリットの多投、日本時代での投げた球の多さ、ボールやマウンドをはじめとする日本と違う環境など、さまざまなことが言われている。

 先月のオールスターゲームの開催時には、テキサス・レンジャーズのダルビッシュ 有投手が記者会見で田中投手のけがを受けて、メジャーの中4日という短い登板スケジュールに問題があるのではないかと発言。そのことが大きな波紋を呼んだ。「中4日は短かすぎ、中6日あれば肘の炎症はとれる」とダルビッシュ投手はコメントした。

 現在MLBでは、各チームとも先発投手は5人で100球をめどに登板させ、中4日の日程で回すローテーションが定着している。一方、日本のプロ野球は先発投手の登板スケジュールは中6日で、主に火曜日から日曜日までの試合を投手6人で回している。

 中4日での登板だと、先発投手の身体の負担が中6日に比べて非常に大きくなり、じっくり身体を休めることなく次の登板が回ってくるので疲労が蓄積され、それにより故障を引き起こす可能性が高くなるといわれている。

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プロフィール

中薗麻衣
中薗麻衣
  •  ニューヨーク在住6年目。現在、ニューヨークのTVプロダクションに勤務し、MLBをはじめNBA, NFLなどアメリカンスポーツ取材を2010年より行い、日本向けに、コラム執筆、取材リポート、映像編集、番組コーディネート業等、幅広く活動している。

     NHKスポーツニュース番組、「おはよう日本」スポーツコーナーMLBスプリングトレーニング等他多数。週刊ダイヤモンドオンライン「アメリカンスポーツビズの歩き方」コラム執筆、週刊NY生活「MLBコラム」、週刊NY生活TV、テレビ東京「海外いくならこーでね~と!」出演など。

  • twitter:@Maia_K_Nakazono

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