印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

第12回 課題が明らかになった田中将大が次に目指すもの2015年04月08日

ヤンキースタジアム内にある田中将大投手のパネル

 デレク・ジーター氏が引退し、2015年は新しく生まれ変わったヤンキース。その中で誰がこのチームを引っ張っていくのかとキャンプ取材中も、正直様変わりしたこのチームに戸惑いを隠せなかった。今回田中が開幕投手に指名されたことで、名実ともにヤンキースのエースとして、大きな期待をかけられているのは確かだ。

 生まれ変わった名門球団を引っ張っていく日本から渡ってきた投手がホームでの開幕戦登板とのことで、日米のファンは一体どんな素晴らしいピッチングを見せてくれるのかと開幕前から熱狂していた。
ファンのボルテージが最高潮に達した開幕戦当日、スタジアム内で選手のスタメンが発表された際、田中の名前が呼ばれるとスタジアム内はこの日一番の盛り上がりを見せた。

その田中、この日4回を投げて1本塁打を含む5安打5失点(自責4)、6奪三振2四球の乱調に終わった。3回に崩れて5失点。試合もヤンキースが1対6で敗れている。

 1、2回を素晴らしいピッチングで締めた田中であったが、3回で炎上。味方のエラーにより、相手チームに先制点を与えてしまったあたりからリズムが崩れてきてしまった。盛り上がっていた球場内も騒然、ブーイングまで飛び交う試合展開となった。

 田中も試合後の会見でこの日の結果について
「悔しいです。やはり、いろんな方が、たくさんの方が僕の登板に対して期待してくださっていたと思いますし、その期待に応えられなかったというのは、悔しいですね」
と悔しさを噛みしめるように厳しい表情でコメント。

「本当に3回にああいう失点の仕方をしてしまって、内容も全然結果としていいものではなかったですけど、1、2回の立ち上がりというのは、良かったとは思うので、本当にちょっとしたところの部分で、内容・結果が変わっていたのかなという風には思っています。投げているボール自体は悪いボールだとは思ってないです」
と日米メディアの前で話した。

このページのトップへ

【次のページ】 課題が明らかになった田中将大が次に目指すもの(3)


【関連記事】
第13回 いよいよMLBキャンプイン!2016シーズンを振り返る【後編】イチローが3000安打達成!そしてA・ロッドが引退」【MLBコラム】
第12回 もうすぐMLBもキャンプイン!2016年の10大ストーリーを振り返る!【MLBコラム】
第7回 開幕ダッシュ失敗のヤンキース!次なる手を探れ!【MLBコラム】
第5回 2015年MLB10大ストーリー【前編】「全米を沸かせたスタープレイヤーたち」【MLBコラム】
第5回 クジ11連敗のオリックスが取るべき戦略は「野手1位」。その理由とは?【知って得するドラフト豆知識!】
田中 将大(駒大苫小牧) 【選手名鑑】

プロフィール

中薗麻衣
中薗麻衣
  •  ニューヨーク在住6年目。現在、ニューヨークのTVプロダクションに勤務し、MLBをはじめNBA, NFLなどアメリカンスポーツ取材を2010年より行い、日本向けに、コラム執筆、取材リポート、映像編集、番組コーディネート業等、幅広く活動している。

     NHKスポーツニュース番組、「おはよう日本」スポーツコーナーMLBスプリングトレーニング等他多数。週刊ダイヤモンドオンライン「アメリカンスポーツビズの歩き方」コラム執筆、週刊NY生活「MLBコラム」、週刊NY生活TV、テレビ東京「海外いくならこーでね~と!」出演など。

  • twitter:@Maia_K_Nakazono

コメントを投稿する

コラム