印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

第14回 海を渡ったスーパースターの直接対決2015年06月26日

 ヤンキースのジラルディ監督も、田中 将大投手の登板について、
「とても効率の良いピッチングをしていたし、はじめからストライクを取っていくアグレッシブなピッチングだった。復帰後2度の登板で7回を投げきるのだから、安定したピッチングをしていると言えるし、復帰後2度の登板で無四球だということも制球のよさを物語っている、田中投手のピッチングは安定感がある」
と大絶賛していた。

 また、この日、田中投手の球を受けたキャッチャーのマッキャン捕手も
「田中投手はボールを低めにコントロールしてストライクを先行させていく素晴らしいピッチングだった。今日も全ての球種にキレがあった」
と試合後にコメント。

イチロー選手と田中 将大投手

 復帰後2試合とも素晴らしい投球で、多くの不安を一蹴した田中投手。次戦は元チームメイトのイチロー選手との初対戦とのことで、日本のファンも多いに盛り上がった。
イチロー選手が所属する、マイアミ・マーリンズ戦での登板では 成績は7回9安打2失点6奪三振無四球1HR、球数は94球。7回2失点とクオリティピッチングをみせたが、味方の援護がなく2対1でマーリンズに敗れ、負け投手となった。

 試合後、田中投手はイチロー選手との歴史的な対決に関して、「やはり意識はしましたし、それでいて2安打も打たれてしまったので完敗としか言いようがないですね」とコメント。
「イチローさんとこの舞台で対戦できたというのは、自分が小学生の頃は想像がつかなかった部分かなとは思いますね」
と、この対決を振り返って語っていた。

 イチロー選手も試合後、この日の田中投手との対戦を振り返って、
「先発ピッチャーとして100球をどう組み立てるか、それがちゃんと出来るピッチャー。相手としてやって、この1試合だけでもそれがはっきり見える。力を入れるところと抜くところをよくわかっている。結局、2点しか取られてないもんね。そりゃ、十分エースになるピッチャーですよ。必ずゲームを作る。一番大事なことじゃないですか」
と話し、対戦を終えて、
「頭を使うから面白い。駆け引きが必ずあるから、毎回対戦が面白いタイプのピッチャーですね」
とコメントをしていた。

 海を渡ったスーパースター2人の直接対決、なんとも見ごたえのある試合だった。

(文・中薗麻衣

このページのトップへ


【関連記事】
第13回 いよいよMLBキャンプイン!2016シーズンを振り返る【後編】イチローが3000安打達成!そしてA・ロッドが引退」【MLBコラム】
第12回 もうすぐMLBもキャンプイン!2016年の10大ストーリーを振り返る!【MLBコラム】
第7回 開幕ダッシュ失敗のヤンキース!次なる手を探れ!【MLBコラム】
第5回 2015年MLB10大ストーリー【前編】「全米を沸かせたスタープレイヤーたち」【MLBコラム】
第5回 クジ11連敗のオリックスが取るべき戦略は「野手1位」。その理由とは?【知って得するドラフト豆知識!】
田中 将大(駒大苫小牧) 【選手名鑑】

プロフィール

中薗麻衣
中薗麻衣
  •  ニューヨーク在住6年目。現在、ニューヨークのTVプロダクションに勤務し、MLBをはじめNBA, NFLなどアメリカンスポーツ取材を2010年より行い、日本向けに、コラム執筆、取材リポート、映像編集、番組コーディネート業等、幅広く活動している。

     NHKスポーツニュース番組、「おはよう日本」スポーツコーナーMLBスプリングトレーニング等他多数。週刊ダイヤモンドオンライン「アメリカンスポーツビズの歩き方」コラム執筆、週刊NY生活「MLBコラム」、週刊NY生活TV、テレビ東京「海外いくならこーでね~と!」出演など。

  • twitter:@Maia_K_Nakazono

コメントを投稿する

コラム