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第15回 田中将大、今季6敗目!苦しみの中で語った言葉とは・・・2015年08月22日

苦い敗戦…「自身の技術不足でしかない」

 4回は4番、5番、6番打者を2奪三振を含む三者凡退とし、その裏ヤンキースがベルトラン選手とバード選手の連続ヒットで1対1の同点にするが、5回先頭打者の7番アルモンテ選手をショート内野安打で出塁させた後、9番ラミレス選手を四球で歩かせ二死一、三塁から2番リンドー選手をショートゴロに打ち取るも、この日ショートに入ったライアン選手のまさかのエラーで2点目を許すことになった。

田中投手は、6回にも先頭の4番サンタナ選手にカウント3-2からの6球目、この日の最速となる95マイルの速球が真ん中に入り、ライトスタンドに運ばれ3失点となり、7回に先頭の9番ラミレス選手をレフト前ヒットで出塁させたところで途中降板となった。

その後、田中投手の後を引き継いだシュリーブ投手も、しっくり来ない投球で田中投手が出塁させたラミレス選手がホームに生還したことから田中投手に4失点目が記録され、ヤンキースはこの日7対3でインディアンズに敗れた。

試合後、ジラルディー監督は今日の田中投手のピッチングについて、
「今日の田中投手は、オフスピードのコントロールに苦しんでいたと思うし、ロケーションも前の登板に比べてうまく定まっていなかったように思う。また、一人の打者を打ち取るのに多くの球数を必要としていたことと、ボールが先行したところが田中投手の投球を苦しめた原因だと思う」とコメントし、チームも相手の投手に3安打に抑えられていたから、彼を援護してあげることができなったと、味方の援護がなかったことについても嘆いていた。

田中投手自身も試合後のメディアの囲み取材で、今日の自身のピッチングに関して、
「はじめはストライク先行でアウトをとれていたと思うが、ランナーが出てからボール先行になってしまっているのが多かったと思うので、自分有利にすすめていくことができなかった。今日はカウントを整えるのに苦しんだところが多かった」とコメント。

制球に苦しんだメカニックの部分を今後どう修正していくか、というメディアの問いに対しては、「自身の技術不足でしかないので、そこをできるようにやるしかない、根気強く繰り返し繰り返しやっていくしかない」と話していた。

「今日の対戦相手も良いピッチャーなので点を与えていけないと思っていた中、自身のピッチングでボコボコ点をとられてしまったのが今日の敗因だったと思う」と田中投手は冷静に今日の自身のゲームについて振り返っていた。

日本人投手4人目となるメジャーデビューから2年連続二桁勝利は次回登板までお預けとなったが、田中投手自身囲み取材の最後にコメントしたようにまた次の登板に向かって気持ちを切り替え、田中投手らしいピッチングで相手打線を唸らせて欲しいところである。そして、次こそ勝ち星をおさめ、二桁勝利を手にして欲しい。

(文・中薗麻衣

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プロフィール

中薗麻衣
中薗麻衣
  •  ニューヨーク在住6年目。現在、ニューヨークのTVプロダクションに勤務し、MLBをはじめNBA, NFLなどアメリカンスポーツ取材を2010年より行い、日本向けに、コラム執筆、取材リポート、映像編集、番組コーディネート業等、幅広く活動している。

     NHKスポーツニュース番組、「おはよう日本」スポーツコーナーMLBスプリングトレーニング等他多数。週刊ダイヤモンドオンライン「アメリカンスポーツビズの歩き方」コラム執筆、週刊NY生活「MLBコラム」、週刊NY生活TV、テレビ東京「海外いくならこーでね~と!」出演など。

  • twitter:@Maia_K_Nakazono

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