印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

第16回 田中将大、11勝目をマーク!「やっぱり勝つことが一番!」2015年09月04日

田中将大投手は7回途中4失点のピッチング

 試合の流れでは2回、3回と味方が点を取ってくれた後に相手に点を与えなかったことが大きかったと思うが、イニングが長くなる中、味方が大量リードすることによって、打者へのアプローチも多少なりとも変わるし、緊迫感のある試合と気持ちの面で同じマウンドへ向かうことへの難しさはあるが、競った試合をしているという気持ちをもって投げることが自身にとって大事なことだと思うと、田中投手は語った。

 この時期になると内容よりも結果を出すことに専念すると、それぐらい単純に割りきることも必要になってくるのではないかというメディアの問いに対しては、
「今年は特にやっぱり内容がよくないので、周りが求めている部分には全く自分が応えられていないとは思っているので、よりいいものを、よりいいところを見せられるようにとは毎回思っています。でもやっぱり勝つことが一番です」とコメント。

 そしてこの日、田中投手とバッテリーを組んだキャッチャーのマーフィー捕手は、田中投手の投球に関して、「田中投手は今日も良いピッチングをしていた。ボガーツ選手に打たれたホームランはスプリットが落ちなかったところを痛打されたが、それ以外は良い投球をしていたので7回まで投げることができたと思う。今日はカーブもバッターのバランスを崩すという意味で有効的だった。カッターも左打者に食い込んでいくものと右打者の外に逃げていく良いコントロールができていた」と試合後にコメントをしていた。

 2月のキャンプからスタートした長いシーズンも、残すところあとプレーオフも含めて2ヶ月あまり。現在トロント・ブルージェイズとア・リーグ東地区首位争奪戦を繰り広げる中、3年ぶりのプレーオフ進出を目指すニューヨーク・ヤンキース。先発投手陣に不安要素をかかえる中、チームの田中投手への期待はますます大きくなるだろう。

 田中投手自身も残りシーズンでの登板に向けて様々な課題があるだろうが、エースとしてチームをプレーオフへ引っ張っていく存在としてますます活躍をみせてくれるよう期待したい。

(文・中薗麻衣

このページのトップへ


【関連記事】
第13回 いよいよMLBキャンプイン!2016シーズンを振り返る【後編】イチローが3000安打達成!そしてA・ロッドが引退」【MLBコラム】
第12回 もうすぐMLBもキャンプイン!2016年の10大ストーリーを振り返る!【MLBコラム】
第7回 開幕ダッシュ失敗のヤンキース!次なる手を探れ!【MLBコラム】
第5回 2015年MLB10大ストーリー【前編】「全米を沸かせたスタープレイヤーたち」【MLBコラム】
第5回 クジ11連敗のオリックスが取るべき戦略は「野手1位」。その理由とは?【知って得するドラフト豆知識!】
田中 将大(駒大苫小牧) 【選手名鑑】

プロフィール

中薗麻衣
中薗麻衣
  •  ニューヨーク在住6年目。現在、ニューヨークのTVプロダクションに勤務し、MLBをはじめNBA, NFLなどアメリカンスポーツ取材を2010年より行い、日本向けに、コラム執筆、取材リポート、映像編集、番組コーディネート業等、幅広く活動している。

     NHKスポーツニュース番組、「おはよう日本」スポーツコーナーMLBスプリングトレーニング等他多数。週刊ダイヤモンドオンライン「アメリカンスポーツビズの歩き方」コラム執筆、週刊NY生活「MLBコラム」、週刊NY生活TV、テレビ東京「海外いくならこーでね~と!」出演など。

  • twitter:@Maia_K_Nakazono

コメントを投稿する

コラム