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第17回 田中将大、8回1失点の好投!「自分の仕事を毎試合、毎回やるだけ」2015年09月09日

8回1失点の好投をみせた田中 将大選手

 試合後の囲み取材で、田中投手は今日の登板を振り返り、
「(8回1失点の好投にもかかわらず)、勝利には結びつかなかったが、投球自体は今日はよかったという風には思う。やはりいいピッチングをしても、勝つときもあればチームがやっぱ負けてしまうときもあるので、自分の仕事っていうのを毎試合、毎回やるだけ」と語った。

 今日は4回まで1人のランナーも出さない素晴らしい立ち上がりだったのでは?という問いに対しては、
「今日はメカニックの部分でよかったし、すべてのボールがいい感覚で投げることができたが、6回唯一の失点となったホームランの場面で、ボール先行カウントになってしまった。スリーツーからなげるボールも他にもいっぱい自分であったと思うので、そこもやはり自分でしっかり決めて投げれればよかった」と話していた。

 田中投手の登板に関して、ジラルディ監督、チームメイトのアレックス・ロドリゲス選手、ブレンダン・ライアン選手のコメントは以下の通り。

ジラルディ監督
「 田中投手はあれ以上のことは望めないくらい素晴らしいピッチングをしてくれた。彼の投球に味方打線が応えてあげられなくて申し訳ない感じがする。でも田中投手がこの時期もこのように素晴らしい投球ができるということがわかって心強く思った」

アレックス・ロドリゲス選手
「田中投手も8回までとても良いピッチングをしてチームに勝つチャンスを与えてくれていたので、勝利できなくて残念な気持ちだ」

ブレンダン・ライアン選手
「田中投手は本当に素晴らしいピッチングをして、チームに勝つチャンスを与えてくれていたのに、その好投に応えられなくて申し訳ないと思っている」

 と今日の好投に対し、援護が出来ずチームが負けたことを悔やんでいるコメントが多かった。

 現在ア・リーグ東地区首位のトロント・ブルージェイズとゲーム差が0.5ゲーム差となり、この日ヤンキースが勝ってトロントが負ければ首位に返り咲き、というところであったが、最終的にはヤンキースは敗れた上、ブルージェイズがボストン・レッドソックスに延長の末勝利し、ゲーム差が1.5とまた差をつけられてしまうという結果となった。

 また、チームの勝ち頭となっていたイバルディ投手が、肘の故障で今季中のプレーが難しくなったことで、先発陣が不安定なヤンキースにとって大きな打撃となった。
サバシア投手が復帰となった矢先のイバルディ投手の故障。そのため、今後は田中投手の登板間隔も中5日ではなく、中4日での登板となる可能性も高くなる。

 これまで中5日ベースでの登板でいい結果を出してきた田中投手だが、登板間隔が短くなることで昨年負傷した肘への影響について不安視する声もある。プレーオフをかけたこの時期、これからますます田中投手への期待が大きくなるばかりだが、なんとか踏ん張ってローテーションを守り、チームをプレーオフ、そしてワールドシリーズ制覇へと導いてもらいたい。

(文・中薗麻衣

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プロフィール

中薗麻衣
中薗麻衣
  •  ニューヨーク在住6年目。現在、ニューヨークのTVプロダクションに勤務し、MLBをはじめNBA, NFLなどアメリカンスポーツ取材を2010年より行い、日本向けに、コラム執筆、取材リポート、映像編集、番組コーディネート業等、幅広く活動している。

     NHKスポーツニュース番組、「おはよう日本」スポーツコーナーMLBスプリングトレーニング等他多数。週刊ダイヤモンドオンライン「アメリカンスポーツビズの歩き方」コラム執筆、週刊NY生活「MLBコラム」、週刊NY生活TV、テレビ東京「海外いくならこーでね~と!」出演など。

  • twitter:@Maia_K_Nakazono

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