第11回 明治大学 髙山 俊選手「今までもこれからもチームの勝利のために打ち続ける」2015年10月20日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】
[1]高校時代の自分はまだプロへ行ける実力はなかった
[2]本気で記録を達成する思いで臨んだ3年春から打撃開花
[3]今までの安打の全てはチームの勝利のため

 この秋の東京六大学野球は、記録づくめだ。横尾 俊建(慶應大2015年インタビュー)がリーグタイ記録となる4試合連続本塁打を達成。そして安打記録を塗り替えたのが髙山 俊(明治大)。4年春のリーグ戦終了時点で東京六大学通算127安打まであと10本に迫っていた髙山は、9月27日の早稲田大戦でタイ記録に並ぶと、10月10日の東京大戦で三塁打を放ち、見事新記録となる128安打を達成。現在は131安打まで記録を伸ばした髙山 俊選手。記録達成に至るまで、どんな思いで4年間を過ごしてきたのだろうか。

高校時代の自分はまだプロへ行ける実力はなかった

髙山 俊選手(明治大学)

 2011年夏、驚異的な打棒で高校野球の頂点を勝ち取った日大三。その中心打者であった髙山 俊のパフォーマンスに対し、多くの人が「プロへ行けるじゃないか」と評価した。だが髙山は冷静だった。
「あの時はチームメイトに恵まれていて、それで甲子園に行けたと思っていますし、甲子園での本塁打は本当に調子が良い時期で、それがたまたま出ただけなんです。当時の僕がプロに行くレベルではないことは分かっていました」
当時のチームメイトは同じくプロ志望届を出した畔上 翔(法政大)、横尾 俊建(慶應大)、エースの吉永 健太朗(早稲田大)など錚々たる顔ぶれであった。

 1年春に20安打を放ったものの、
「詰まってバットを折りながら内野手と外野手の間に落ちる安打、内野安打が多かったので、数字としては残りましたけど、木のバットに慣れていない。そういう事を感じました」
髙山が感じた感想は、木製に切り替える高校生ならば誰もがぶつかる壁である。

 春の華々しい活躍で周囲はさらなる活躍を期待したが、順調には成績を残せなかった。1年秋、打率.267、2年春、打率.241、2年秋、打率.295。打率2割台と苦しいシーズンを送ることになる。木製バットの対応、そしてトーナメントの高校と違って、大学はリーグ戦。1年春の活躍により相手校から厳しいマークを受け、思うような結果を残せていなかった。

「このままではプロへ行けない。」
髙山は指導者からの話を聞いて、打てない原因を考えた。

 そして出した答えは、いたってシンプルだ。インパクトまで「最短距離」で振り抜くこと。髙山はスイングが遠回りする癖があった。それがミスショットにつながり、打率が伸び悩んでいた。そこで髙山はバットのヘッドをぶつけるイメージでスイングすることを心掛けた。そして、3年春の前に善波 達也監督から「東京六大学野球通算安打記録を目指そう」と声をかけられた。東京六大学安打記録は髙山の大先輩である高田 繁氏が打ち立てた127安打である。

このページのトップへ

プロ野球ドラフト会議2015特設サイト

【次のページ】 本気で記録を達成する思いで臨んだ3年春から打撃開花


【関連記事】
第14回 【ドラフト総括】スター選手の指名続々 時代の変わり目を感じさせる2015年ドラフト【ドラフト特集】
第1回 東京六大学野球連盟事務局長 内藤 雅之氏「東京六大学野球の未来への歩み」【大学野球インタビュー】
第71回 福岡ソフトバンクホークスが3年ぶりの日本一【Weekly TOP5】
第70回 ドラフト会議2014 安樂智大は楽天、有原航平は日本ハムへ【Weekly TOP5】
髙山 俊(日大三) 【選手名鑑】

プロフィール

髙山 俊
髙山 俊(たかやま・しゅん)
  • ポジション:外野手
  • タイプ:右投左打
  • 身長体重:181センチ87キロ
  • 出身校:日大三

コラム