第4回 【ドラフト総括】広島東洋カープ編2014年11月08日

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【目次】
[1] 投手ではなく、野間を1位指名した理由
[2] 薮田、塹江、藤井と潜在能力が高い投手を次々と指名
[3] 今回のドラフトの成否が判明するのは3年~5年後

今回のドラフトの成否が判明するのは3年~5年後

木村聡司(常葉橘)

 育成枠1位では強肩の松浦 耕大(MSH医療専門学校)を指名。ファームで実績を積み重ね、支配下枠を狙っていきたい。

 育成枠2位では、木村 聡司常葉橘)を指名。木村は、チームではエースを務めたが、評価されているのは野手。抜群の動きを見せるフィールディングの巧さは必見だが、育成枠として指名されたということは打撃の弱さがネックなのだろうか?
本指名で指名されても、時間を要するタイプであることは間違いないが、走攻守の才能の高さを伸ばしてほしい。

 今回はポテンシャルの高さや将来性を重視した、昔ながらのカープを彷彿とさせる指名だった。
1位に即戦力を意識できて、さらにスター性を兼ね備えた野間をきっちりと指名できているところに抜け目のなさを感じる。中継ぎとして活躍を期待したい飯田も指名出来ており、うまくバランスが取れた指名となっている。

 今回の補強ポイントは投手力なので、即戦力にシフトする可能性が考えられたが、上位で即戦力を意識出来る投手は数が限られており、カープが高く評価する投手は先に指名されていたと推測する。ならば、自分達が高く評価する高校生を指名し、数年後を見据えようという狙いが見えてくる。

 カープは戸田 隆矢中崎 翔太と素質が高い高校生投手を早くから抜擢しているように、藤井、塹江も比較的早いデビューを考えているのではないだろうか。

 とはいえ、塹江、藤井、そしてドラフト2位の薮田もそうだが3~5年は待たないと分からない選手が多い。この指名が吉となるためにも、しっかりとコーチ陣が育てあげ、数年後に振り返って実りあるものだったといわれるような年になることを期待したい。

 総括点数 60点 今回はあえて高校生重視。今回のドラフトの成否は数年後に判明するだろう。

(文・河嶋 宗一


プロ野球ドラフト会議2014特設サイト

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プロフィール

河嶋宗一
編集長 河嶋 宗一
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  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 編集長であり、ドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。

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