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第12回 【ドラフト総括】福岡ソフトバンクホークス編2014年11月19日
【目次】
[1] 松本裕樹(盛岡大附)を3年がかりで大成を
[2] 即戦力ではないものの、将来性の高さが光る本指名者
[3] 幸山、斎藤、山下の育成枠上位指名者に期待
福岡ソフトバンクホークス 指名選手一覧
順位 | 名前 | 高校 |
---|---|---|
1位 | 松本 裕樹 | 盛岡大附 |
2位 | 栗原 陵矢 | 春江工 |
3位 | 古沢 勝吾 | 九州国際大付 |
4位 | 笠谷 俊介 | 大分商 |
5位 | 島袋 洋奨 | 中央大 |
育成選手1位 | 幸山 一大 | 富山第一 |
育成選手2位 | 齋藤 誠哉 | 磐田東 |
育成選手3位 | 山下 亜文 | 小松大谷 |
育成選手4位 | 堀内 汰門 | 山村国際 |
育成選手5位 | 柿木 映二 | 柳川 |
育成選手6位 | 金子 将太 | 大間々 |
育成選手7位 | 河野 大樹 | NOMOベースボールクラブ |
育成選手8位 | 中村 恵吾 | 富山サンダーバーズ |
松本 裕樹(盛岡大附)を3年がかりで大成を

ドラフト1位の松本裕樹(盛岡大附)
肘を直し、しっかりと育てていきたい
3年ぶりの日本一を果たした福岡ソフトバンク。打線の破壊力、人材の豊富さと言う点では日本一で、即戦力の野手を補強する必要性はない。
どちらかというと投手力がやや弱いので、投手が補強ポイントになる。ただ福岡ソフトバンクは、一軍にも二軍にも、素質が高い投手が揃っているので、即戦力投手を補強する必要性はそれほどないだろう。ポテンシャルが高く、将来性が高い高校生投手が1位に指名されそうだった。
そして実際に1位で指名したのが松本 裕樹(盛岡大附)だ。投打ともに高いセンスを見せる松本。夏の甲子園の東海大相模戦(試合レポート)で、肘を痛めながらも、スライダーを両サイドに駆使しながら抑えたように、要所で相手の弱点を徹底的に突く投球術がウリで、被安打が多くあまりよくないように見えても、ここ一番のツボを心得ている。
夏に痛めた肘が懸念材料だが、ソフトバンクは三軍制で、育成機関がしっかりしていて、ソフトバンク入りした投手は全体的に球速が上がりやすい傾向にある。まずは二軍でしっかりと心身ともに鍛え上げ、高卒3年目にデビューできる準備をしていきたい。
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- 編集長 河嶋 宗一
- 出身地:千葉県
- ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
- ■ 編集長であり、ドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
- ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
- ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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