第5回 【明治神宮大会】準々決勝 駒澤大vs中部学院大 「長所を見せながらも課題を残した3人の逸材たち」2014年11月17日

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【目次】
[1] ストレート主体の投球で野間を抑える今永
[2] 3人とも課題を残す内容に


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3人とも課題を残す内容に

1安打を放つものの、2三振と苦しんだ
野間峻祥(中部学院大)

 3点の援護をもらった今永は好投。内容は「本来のストレート、コントロールではなかったですね」と振り返るように、速球は好調時には145キロ以上を計測するが、130キロ後半~140キロ前半(最速143キロ)と本来の出来はなかった。1~6回まで走者を背負いながらも要所ではストレート、スライダーがコーナーギリギリに決まるのがこの投手の良さ。注目の野間の対決では、第3打席はストレートでどん詰まりの二飛、第4打席は2ストライク1ボールから141キロのストレートで空振り三振。計4打数1安打2三振。今永の狙い通り、ストレート中心の配球で、抑えこんだ。

 中心打者を抑えこんだ今永は9回二死まで完封ペース。佐藤 廉(2年・盛岡大附)に本塁打を打たれたが、最後の打者を抑え1失点完投勝利を挙げた。

 今永は「最後の本塁打が勿体ないですね。そこは内角を攻めようとして甘くなったところを打たれました。なぜ甘いところを投げてしまったのか。そこを追求しながら次の投球に活かしていきたいと思います」と勝ち投手になりながらも、反省しきりであった。

 無安打となった江越。中部学院大の先発・齋藤弘志(3年・大阪産大附)の140キロ台のキレのあるストレートに振り遅れ気味の三振があった。

 江越は「ストレートのキレも良いですし、変化球のキレも良い。ああいう投手に打つことが出来なければ、プロでも通用しないと思うので、対応を考えていきたいです」と次へ向けての課題を話した。

 野間はストレートの対応に課題を残す結果となった。「ストレート自体に速さを感じたわけではないのです。ただフォームで、身体が突っ込むところがあったので、対応ができていなかった。」と自身を分析。この2試合で、変化球の対応力では素晴らしいモノを見せたが、プロでは今日対戦した投手よりも速いストレートを投げ込む投手がたくさんいる。そういう投手たちに対して、如何に対応できるかが来年、即戦力として活躍する鍵となるだろう。

 3人とも長所を見せながらも、課題を残した。今永、江越は準決勝、決勝の舞台で課題を克服するような内容を。野間はプロの舞台でさらに成長した姿を見せてほしい。

(文・河嶋 宗一

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第45回記念明治神宮野球大会

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駒澤大 3-1 中部学院大

123456789
中部学院大0000000011
駒澤大01020000X3

中部学院大:齋藤、床田-井上
駒澤大:今永-高橋亮
本塁打:佐藤(中)
三塁打:米満(駒)

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