第1回 【比較】侍ジャパンvs 欧州代表 「二遊間の大きな違い」2015年03月19日

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【目次】
[1] 二遊間のそれぞれの特徴と考えについて
[2] 侍ジャパンの二遊間は

 3月10日(火)、11日(水)に東京ドームにて侍ジャパンと欧州選抜との試合が行われた。
10日の第1戦目は、日本が8回まで1対3と苦戦しながらも試合終盤に集中打を見せ、4対3で見事に逆転勝利。
11日の第2戦目は、試合序盤に欧州選抜が5点を奪うなど、終始欧州選抜のペースで、2対6で敗戦した。

 ここで、日本とヨーロッパとの野球の環境の違いを考えた時に、球場の土や芝の違いが挙げられる。そこで今回は、この違いが特に影響する内野の、二遊間について考えてみたいと思う。

二遊間のそれぞれの特徴と考えについて

欧州代表二塁手・Vaglio選手

 まず始めに、外部的な環境、それぞれの球場の違いについて簡単に比較してみよう。
日本の内野フィールドは甲子園球場のような土だけのグラウンドが多いが、日本以外の野球グラウンドは、基本的に内野フィールドは天然芝だ。欧州も例外ではない。

 そして天然芝のフィールドは打球が変化して沈むため、『ボールを取ってから早く』というのが基本となる。もちろん打球が同じ速度では来ず、変化も大きいため、野手は前に守るか、後ろに守るかが難しいのだ。だからこそ、どんな打球に対しても取ってからすぐ投げることのスピードを意識している選手が日本よりも必然的に多くなってくる。

 次に選手の体格を見てみると、日本人とヨーロッパの人とでは体(骨格)の特徴が異なり、それぞれに長所もある。

 このことを踏まえ、欧州代表と侍ジャパンとの二遊間の特徴について振り返ってみる。
欧州代表チームの特徴を、「キャッチボール」「ノック・実戦の守備」と分けて考えてみる。

 【キャッチボール】
それぞれのペースで、特に内野手はボール遊び(キャッチボール)を行う。回転しながら投げる選手もいれば、ゴロを投げる選手もいる。これは各々の選手がより実践に近い(起こり得る)投げ方を考えて投げていると言えるだろう。
野球の基本はキャッチボールと言うが、正しい投げ方とは実は投げやすく、コントロールしやすい投げ方のことを言うのだと、以前プロ野球選手のインタビューで伺った。外国人の彼ら(とくに内野手)は捕球から送球までのスピードと正確性を日本人より必要とするがゆえに練習で色々なことを試しているのだろう。

 【ノック・実戦の守備】
ボールを捕球する姿勢は日本のプロ野球選手の美しい捕球体勢に対し、「腰が高い」、「ボールを取る位置が身体に近い」。
しかしこれらのプレーをする背景には、日本人との骨格の差が影響しており、彼らにとってはベストの捕球の姿勢が日本人とは違うということだ。具体的に言えば、日本人に比べて、外国人(欧米系)の選手は腰が前に前傾している。その為、そもそも前屈が得意なのだ。膝が立っている、腰が高い、捕球も身体に近いというのは彼らなりにはベストの捕球体勢だといえるだろう。
つまり、いかに投げやすい移動をする為の捕球体勢というのを心がけてボールを受けているかということが、外国人選手からは学べるのではないだろうか。

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