【第46回明治神宮大会】立命館大vs東北福祉大 「すべてにおいて絶好調 桜井俊貴が18奪三振完封勝利!」2015年11月13日

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「すべてにおいて絶好調 桜井俊貴が18奪三振完封勝利!」

桜井俊貴(立命館大)

 試合後、絶賛の嵐しかなかった。

 巨人ドラフト1位となった桜井 俊貴(立命館大)。
スケール感ではなく、とにかく筋が良い投手だった。何が良いといえば、タイプ的には岸孝之のように細身だけど、体の回転をうまく使い、上半身と下半身を連動させた土台の良いフォームで投げられ、さらに球持ちが良く、伸びのある速球と落差ある変化球を自在に投げ分けられる技術が備わっており、本人も「今日は体が軽く、ベストの状態で投げることができました」と語るように絶好調。

 右上手投げから投げ込む速球派常時140キロ~144キロ前後だが、手元でぐっと伸びる球質で、次々と空振りを奪ることができていた。
さらに好調ならば140キロ後半も十分に期待できる投手だろう。

 今日はストレートよりも変化球が良かった。低めに決まる120キロ台のチェンジアップ、左打者には外角に使う130キロ台のフォークがしっかりと投げていて、120キロ台のシンカー、130キロ前半のツーシーム、右打者には120キロ台のスライダー、110キロ台のカーブも決まり、縦・横・緩急と全てにおいて安定感があった。

 この日、最も冴えていたのはチェンジアップ、スプリット。打者の手元で鋭く落ちるので、面白いように空振り三振を奪うことができており、なんと5回まで11奪三振。圧巻だったのは1回一死から五者連続三振、そして4回、無死一、三塁から三者連続三振。まさに桜井デーといえる日だった。

 そして東北福祉大の先発は来年のドラフト候補として期待がかかる波多野 陽介(3年)もだいぶ高校時代と比べるとだいぶコンパクトになった投手となった。高校時代はテイクバックが大きく、その反動を使って、140キロ中盤の速球を投げ込む投手だったが、消耗度が大きく、ばてるのが早い投手になった。

 今はテークバックの動きを小さくして、内旋の動きで投げるように練習を重ねてきた。球速は140キロ前半(最速144キロ)だが、手元で切れる球質となった。
変化球は120キロ前後のスライダー、130キロ台のカットボール、130キロ前後のフォークを散らせて投げる投手となった。より鋭く、手元で変化できるボールを操れて、投球を組み立てる実戦的な投手へ成長した。4回まで無失点の投球。夏ではもっとスピードが出るようだが、確かに上積みが期待できる内容だった。


1 2 3 4 5 6 7 8 9
東北福祉大0000000000
立命館大学00000100X1

東北福祉大:波多野、城間、佐藤ー長坂
立命館大学:桜井ー小林
三塁打:古川(立)
二塁打:長坂、浅沼(東)

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プロフィール

河嶋宗一
編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 編集長であり、ドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。

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