第8回 前田健太からのホームランを語る!ジョー・パニック選手(ジャイアンツ)に直撃インタビュー!2016年05月09日

【目次】
[1]二塁手にとって重要なルールが変わった!
[2]前田健太投手の印象はズバリ?
過去2年連続で規定打席不足ながら打率3割を打ち、去年はオールスター初出場も果たしたナ・リーグ屈指の二塁手。4月17日のドジャース戦で、前田 健太(関連記事)にメジャー初失点をなすり付ける本塁打を放った。
※4月29日のメッツ戦前に収録
二塁手にとって重要なルールが変わった!
■ジョー・パニック(ジャイアンツ)
25歳 ニューヨーク出身
――ニューヨークでのメッツ戦ではずっと記者に囲まれ続けている中、時間をありがとう。すごい人気だね。
JP 地元に戻ってきて3連戦での最初のゲームだからね。僕にとっても本当にありがたいことだよ。
――まずは今年からMLBのルールが変更されたことについて聴きたい。危険スライディングが禁止になった一方で、ダブルプレー時のいわゆる“ネイバーフッドプレー(注1)”が許されなくなった。長年ベースボールをプレーしてきた二塁手にとって、重要なルールが変わることの難しさは?
JP 今季、実はすでに一度大きな失敗をしてしまったんだ(注2)。もう身体が覚えていることだから、変えるのは簡単ではない。ランナーが二塁ベースにスライディングしてきたとき、走者、自分の両方がケガをしないように距離を取ろうとする動きをずっとやってきたからね。とにかく集中し、ベースに触れる時間をこれまでより少し長くするしかない。また同じ失敗を繰り返すわけにはいかない。
僕以外にも、重要な場面でネイバーフッドプレーによって判定が覆るシーンを見てきている。リーグが僕たちを保護しようとしているのはわかっている。ただ、内野手はフットワークとすべての動きのタイミングを変えなければいけない。考えなくても動けるようになるまで練習するしかないね。
――対応策としては、とりあえず慣れるまで頭に置き続けるしかない?
JP その通りだ。これまでと違うアプローチ、考え方が必要だと思う。練習時から心がける。身体が覚えるまでそれを続けるしかないんだ。
――もしも君がコミッショナーだったらルールは変えていない?
JP うーん、どうかな(笑)。接触プレーで多くのケガ人が出ていたからね。 いわゆる危険スライディングを止めさせたくて、それに付随してネイバーフッドプレーも禁止になったのだと思う。個人的には以前のままで良かったんじゃないかなと感じるけど、MLBが安全面を考慮しての変更だ。それに対応していくのが正しい方向なのだろう。
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