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第6回 サムライ打線のタイミング 井端選手・阿部選手・長野選手編2013年03月20日

 タイミングというものが野球において重要な要素であることは間違いないでしょう。とは言え、打者のタイミングというのは技術的な要因や打者の想定している狙い球によって変わるものなので、客観的データとして野球界全体に普及している検証方法は今のところありません。今回はサムライ打線の狙い球に引き続き、サムライ打線のタイミングについて肉眼評価法で検証していきます。

タイミングの評価方法



 現在の技術の中でタイミングを検証可能とする方法は主に二つあると思います。一つはトラッキング解析を用いてボールとバットの軌跡を座標等で表現する方法、もう一つは肉眼(映像のスローモーション解析を含む)で認識して評価する方法です。しかしアマチュア野球などでトラッキング解析を用いてまでタイミングを分析するというのは、現実的ではありません。

 また肉眼による詳細評価に至っては、評価者の主観によってばらつきが出てきてしまうことは否めませんが、大まかな5段階評価であればある程度の客観性がとれていきます。この5段階評価であっても、打者の意図や特徴を十分に察知することができますので、今回はサムライ打線のタイミングに着目し、小学生からアマチュア野球全般で活用できる分析成果をご紹介していきます。

5段階タイミング評価一覧

1 早すぎる⇒絶対にバットでとらえることができない。
2 早い(泳ぐ)⇒バットでとらえることはできるが、絶対に強打できない。
3 ドンピシャ(略・DP)⇒強打できる。
4 遅い(詰まる)⇒バットでとらえることはできるが、絶対に強打できない。
5 遅すぎる⇒絶対にバットでとらえることができない。

 これであれば、一様の客観性が生まれてきます。本題に入る前に、タイミングと関連性のある重要な技術ポイントをおさらいしておきます

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