第3回 徳島インディゴソックス シーズン展望2013年04月06日
【目次】
[1]昨年度リーグ戦成績/チームの躍進を担う投手陣
[2]新たな中心打者の出現に注目!
昨年度リーグ戦成績
後期 21勝15敗(3位)
チームの躍進を担う投手陣
昨季は前後期共に3位に終わった徳島インディゴソックス。ただ後期は21勝15杯4分けと勝ち越しに成功し、来年へつながる後半戦だった。

徳島インディゴソックス 岩根成海投手
徳島の島田直也監督は投手、野手も積極的に攻める姿勢を見せながらも、冷静に状況判断が出来る選手を求めている。まず投手陣の中心は岩根 成海と山口 直紘の2人になるだろう。
岩根は2011年まで中継ぎとして活躍。2011年には防御率0.68と抜群の安定感を示し、徳島の年間総合優勝に大きく貢献。昨年から先発に転向。成績は7勝6敗と勝ち越しに成功し、年間ローテーションを守りきった。球速こそ130キロ後半と速くないが、打たせて取る投球を得意とする右腕で、テンポの良い投球でチームを乗せて二桁勝利を目指す。
山口は島田監督期待の右腕で、今年2年目を迎える。2011年まではクラブチームの千葉熱血MAKINGに所属し、腕を磨いてきた。素質を見出され、徳島に入団。そして1年間127イニングを投げ抜き、チーム唯一の10勝。防御率2.55はリーグ9位の成績を残し、大きく成長を果たした。島田監督が高く評価するのは制球力の良さ。キレのあるストレートと緩いカーブ・フォークのコンビネーションを自在に操る事ができて、完成度の高い投球を演出する。今年でまだ23歳と年齢的にNPB入りに大きなチャンス。島田監督も昨年より成績を伸ばしてほしいと期待する。今年はタイトルホルダーに連ねる活躍を見せる。
年間で安定した活躍したいのが安里 基生。昨年の4月29日(高知戦)にノーヒットノーランを達成した。球速は130キロ台ながら、緩いチェンジアップをコンビネーションに打たせて取る投球が持ち味の右腕。昨季は4勝7敗と負け越しに終わった。今年はより二桁勝利を目指し、念願のNPB指名へフル回転する。
そして今年は大きな戦力が加わった。愛媛マンダリンパイレーツに4年間在籍した入野 貴大が加入。2011年には中継ぎ投手として41試合に登板し、防御率1.74と安定した成績を残し、昨季はリリーフを中心に36試合に登板している。今年は徳島のために優勝するまで投げ抜くつもりだ。中継ぎでは速球と鋭く落ちるフォークを武器にする小福川 誉。昨季は14試合に登板に終わったが、防御率1.93。今年も中継ぎを中心に年間通して投げ抜く。
新人選手では140キロ台右腕の福岡 一成(島根大)と左腕の宍戸 勇希(遊学館出身)が昨年の山口同様、1年間で大きく成長を果たすか。新人2人の活躍が投手陣を大きく刺激する。