第5回 【2015年 独立リーグ編】夢実現の可能性が高い独立リーガーを紹介!2015年10月20日

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【目次】
[1] 投手は松本 直晃、吉田 嵩の2人に注目
[2] 野手は香川オリーブガイナーズの3人の野手が人気株か

野手は香川オリーブガイナーズの3人の野手が人気株か

松澤 裕介(香川オリーブガイナーズ)

 野手では香川オリーブガイナーズから3人のプレイヤーが人気株になりそうだ。
その中で一番楽しみなのが今季10本塁打を放った松澤 裕介。6月に行われた北米遠征では主に中心打者として活躍。松澤の良さはすべてにおいて貪欲さがあること。打撃では必死にボールに食らいつく姿が見え、守備では後逸も恐れずにファインプレーを見せてきた。
NPBのスカウトが好むのは精神的な強さ。そういう意味で、松澤のメンタリティの強さは評価されるのではないだろうか。

 今季9本塁打の強打の捕手・赤松 幸輔は、ツボにはまったときの長打力が驚異的。
まだ23歳の若手捕手ということもあるので、守備力はNPBで鍛えるつもりで指名したら面白い存在。そして今季打率.327、43盗塁を記録し、首位打者と盗塁王を獲得した大木 貴将も一芸に秀でた選手として個性のあるタイプといえるだろう。俊敏な動きが光る二塁守備も魅力だ。

 BCリーグでは今季8本塁打の岡下 大将(福島ホープズ)が人気株になりそうだ。
また22歳の安田 権守(武蔵ヒートベアーズ)も面白い存在だろう。昨年(群馬所属)は1年目ながら打率.351を記録。今季は打率.288だったが、22盗塁を記録し、走れる外野手として存在感を示している。独特の打撃技術から巧みなバットコントロールを発揮する安田の打撃は伸びしろがある。
武蔵は専用球場があるわけではなく、安田は限られた中での環境で1年間を過ごしてきた。しっかりとした環境の下でやれば、野球選手として大きく伸びる可能性を持ったプレイヤーといえるだろう。

  候補に挙がっている選手たち全員に吉報が届くことを期待したいが、NPB入りした後にも厳しい生存競争が待っている。だがこの厳しい独立リーグを戦い抜いてきた彼らならば、ハングリー精神を持って生き残ってくれるはずだろう。又吉に続き、プロ野球ファンを驚かせる活躍をぜひ見せてほしい。

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