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第48回 四国アイランドリーグplus 鍵山 誠CEO【前編】 「『四国発』新事業のはじまりとして」2015年05月26日

【目次】
[1]セントポール・セインツとの交流からつながった「北米遠征」
[2]北米遠征の「野球内」と「野球外」2つの目的
[3]「四国発」で事業を起こすきっかけにしてほしい
2012年・鍵山 誠CEOインタビューは以下から
四国アイランドリーグplus CEO 鍵山 誠 氏(2012年04月01日公開)
四国アイランドリーグplus CEO 鍵山 誠 氏(2012年04月08日公開)
四国アイランドリーグplus CEO 鍵山 誠 氏(2012年04月15日公開)
香川オリーブガイナーズの独走優勝で幕を閉じようとしている11年目前期の四国アイランドリーグplus。ただし、今年最大のお楽しみはこれからである。
中島 輝士監督(徳島インディゴソックス)をはじめ、コーチ2名、トレーナー2名、選手29名で構成される「四国アイランドリーグplus ALL STARS」による初の北米遠征。6月8日に日本をたち、6月10日に行われるセントポール・セインツ、地元大学生混成チームとの親善試合を経て、6月12日からはキャンナムリーグ(北米独立リーグ)公式戦に参戦。17試合17連戦で心技体を研鑽していく。
では、なぜ今回、四国アイランドリーグplusは独立リーグの枠を越えた壮大な計画を発案し、進めようとしているのか?そこに秘められた「野球内」「野球外」の狙いを四国アイランドリーグplusの総責任者・鍵山 誠CEOに独占インタビューで聞いた。
セントポール・セインツとの交流からつながった「北米遠征」

鍵山 誠CEO
――まず、四国アイランドリーグplus創設11年目にして初の「北米遠征」を計画した経緯を教えて頂けますか?
鍵山 誠CEO(以下、鍵山) この10年間を振り返ると選手たちが厳しい環境の中で努力してくれたおかげで、40人以上の選手がNPBに進んでくれるなど、育成の部分では成果を残していると思っています。
その一方で、国際化も徐々に進めてきました。外国人選手の受け入れや、ルートインBCリーグとの合同開催で行っている海外トライアウト。一昨年から高知県で11月に開催している「トライアウトリーグ」もその一環です。
さらに四国アイランドリーグplusは10周年を迎え11年目に向かう中で、何か新しいことをしなくてはいけない。そう思ってこの構想は一昨年から準備を進めていました。
やはり野球について言えば、アメリカやカナダといった北米は特別な国。その中で闘うことで選手たちにはさらなる進化を遂げてほしいと思っています。
――準備を進めていたのは一昨年からだそうですが、実は鍵山 誠CEOの中には、もっと前から構想があったそうですね?
鍵山 セントポール・セインツさんとの交流がその始まりになりますね。このチームはアメリカン・アソシエーションリーグ」という北米独立リーグに所属していますが、北米独立リーグチームの中でも最も成功しているチームと言われています。
たとえば、今年からできた「CHS Field」という新スタジアムがあるのですが、ここのシーズンチケットは2016年分まで完売している。そんな人気チームです。
ですので、四国アイランドリーグplusのスタッフや私も、10年前に勉強するためミネソタ州にうかがって、色々なこともうかがいました。リーグ2年目にセントポール・セインツが来日した時には徳島インディゴソックスと親善試合も行っています。
そこからご縁ができ、情報交換をする中でセントポール・セインツさんからのお力添えもあり今回の北米遠征へとつながったんです。