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第11回 ノース レイア 佐藤 千尋 選手(後編)2014年04月24日

【目次】
[1]男子野球部でマネージャーから選手に転向
[2]女子プロ野球の世界へ
[3]今年は「出塁」がテーマ
ノースレイアの佐藤 千尋選手は、高校までソフトボールの選手として活躍、大学2年生から野球を始め、プロ選手になりました。前編では、子供時代を振り返ってもらいましたが、後編では野球を始めたきっかけ、プロ3年目となる今年の目標を語ってもらいます。
男子野球部でマネージャーから選手に転向

佐藤 千尋選手
――大学ではソフトボールをやめますね。高校時代に国体選手にも選ばれたのに、ソフトボールにはもう未練はなかったのですか?
佐藤千尋選手(以下、佐藤) 高校を出るときにはソフトボールそのものを純粋に楽しめなくなっていたので、大学では何をやるかは決めていませんでした。
この頃は、体育の先生に憧れがあったし、指導者になることにも興味があったのでコーチングを学ぶためにこの大学に決めました。でも、身体を動かすことは続けたかったので、このときも最初に考えたのはテニスでした(笑)。「今度こそ、テニスをやるぞ!」と思っていたんですけど、見学に行ったときにあまり高いレベルでやっていなかったので、「なんか違うな」って思って、このときもやめました。自分自身も初心者のクセに、偉そうですよね(笑)。
そのときに、野球部の人に「ソフトボール経験者でしょ? 野球部のマネージャーになれば」って誘われたんです。
――マネージャーとして、男子野球部に入部。2年生のときに選手に転向したのはどういう理由からですか?
佐藤 初めはスコアをつけたり、ビデオを撮ったり、飲み物を作ったり、キャッチボールの相手になったり、ノックを打ったり、サポート役に徹していたんですけど、みんなが本当に楽しそうに野球をしている姿を見ていて、気持ちが変化していきました。
同期の男の子のメンバーたちにも恵まれて、一緒に練習をしているときに「お前、ホントは野球をやりたいんじゃないの?」って言ってくれて、そのときに「野球がやりたい」というよりも、「このメンバーと一緒にプレーしたら、楽しいだろうな」って思いに変わっていったんです。その思いを同期のメンバー8名に話しました。
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- 佐藤 千尋(さとう・ちひろ)
- 所属:一関一高校(ソフト) - 北海道教育大学岩見沢校(男子硬式) - スマイリーズ('12) - レイア('13~)
- 出身地:岩手県
- ポジション:内野手・外野手
- タイプ:右投左打
- 身長:161.9センチ
- 上記データは掲載時のものとなります。