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第7回 ウエストフローラ 三浦伊織 選手2013年11月08日

リーグ初年度の2010年は.369で打率2位、2年目の11年は.338で打率3位、そして3年目の昨年は.390で悲願の首位打者に。さらに、昨年は日本代表・マドンナジャパンの一員としてチーム唯一となる全試合、全イニング出場。日本のワールドカップ3連覇に大きく貢献しました。
今年も打撃絶好調の三浦 伊織選手(ウエスト フローラ)に、野球を始めたきっかけ、打撃フォームへのこだわり、そして、間近に迫ったティアラカップ女王決定戦への意気込みについてお聞きしました。
テニス部でインターハイベスト4!

ウエスト フローラ 三浦 伊織選手
――椙山女学園時代はテニス部でインターハイ出場という経歴を持つ三浦選手ですが、ご自身の野球歴を教えてもらえますか?
三浦伊織選手(以下、三浦) 小学校の頃は地元の北方少年野球クラブで軟式野球をやっていました。ポジションはピッチャーで、このときは市の大会で優勝しました。でも、中学では野球部に入れなかったので、仕方なくソフトボール部に入りました。隣で野球部が練習しているのを見ていて、「うらやましいな。私の方がうまいのに……」って思っていました(笑)。中学のときはショートを守って、市の大会で優勝しました。高校ではテニス部に入って、インターハイ団体のベスト4でした。
――これまでに「野球を辞めたいな」と思ったことは?
三浦 高校入学の頃ですかね。本当は硬式野球をやりたかったけど、地元に女子硬式野球部がなかったので…。高校の頃、テニスの調子が悪いときには、近所のバッティングセンターでバットを振っていました。それで、テニスの調子も戻るんです。やっぱり、「ずっと野球をやりたい」と思っていたので、高校3年生の秋に「来年から女子プロ野球ができる」と聞いたときには、すぐに挑戦を決めました。
――硬式経験のないままでの挑戦でしたね。
三浦 トライアウト直前に硬式の練習をしましたけど、全然自信はありませんでした。受験当日も、全然結果を残せなかったので、完全に「もうダメだ」と思っていたんだけど、後で聞いた話では、「あの子は足が速いから、ああいう選手も必要だ」ということで、何とか合格したそうです(笑)。
――さて、今シーズンについてですが、ティアラカップ(TC)レギュラーシーズンは最終戦でイーストアストライアに敗れて2位通過となりました。現在の心境は?
三浦 開幕した頃は全然勝てなかったので、女王決定戦に進めるなんて、当初は考えていませんでした。開幕直後は、結束力がなかったというか、エラーしてもフォローできないというか、みんなできちんと助け合えない部分があったので、ズルズルひきずって負けるというのが多かったと思います。でも、「このままじゃいけない」とみんなで話し合って、練習の仕方を変えたりしてから、少しずつムードがよくなっていきました。
――みんなで話し合ったのは、いつ頃のことですか?
三浦 熊本大会(4月27~28日)か、福岡北九州大会(5月3~4日)だったかな? キャプテンとコーチの(河本)悠さんの発案でした。

(写真:女子プロ野球機構公式サイトより)
- 三浦 伊織(みうら・いおり)
- 所属:椙山女学園高校-ドリームス(2010~2012)
- 出身地:愛知県
- ポジション:外野手
- タイプ:左投左打
- 身長:160センチ
- 首位打者(2012)
最多安打(2012)
最優秀守備率外野手部門(2010)
最多盗塁(2012)
ベストナイン外野手(2011・2012) - 上記データは掲載時のものとなります。